Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

CAMP: 100424《オブジェ》再論

<ゲスト>
林卓行(美術批評・現代芸術論/玉川大学芸術学部准教授)
冨井大裕(美術家)

日時:2010年4月24日(土)19:00〜21:00 ※受付開始は18:30
会場:CAT'S CRADLE(アクセス)
定員:25人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付き)

定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。(04/22 18:10)

ツールとしての彫刻
■4 月から、campにて彫刻にまつわるトークを5回にわたって行うことになった。彫刻と一口にいっても、日本で語られる彫刻と欧米で語られる彫刻には大きな齟齬がある。さらにはアジア圏、中南米などでも同じようなことがあるかもしれないし、細かく言えば、欧米圏のそれぞれの国でも違いは多岐にわたるだろう。
■ 今回のシリーズでは、日本で作品を作っている私が、彫刻を思い浮かべる際に脳裏に出てくるいくつかのセンテンスについて、(私が、そのセンテンスを思い浮かべる際にこれまた脳裏に浮かんでくる)気鋭の論者、専門家をお招きして語って頂く。予定しているゲストの方々には、すでにご了承は頂いているものの、皆、多忙をきわめており、出演の順番、及び詳細な題目が現段階では決定していない(1回目は近日中に告知)。ここでは、現段階での大まかな予定をお知らせするにとどめる。
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4 月《彫刻ではない「何ものかの立体」についてー機能、操作》
5月《作品の組成について》
6月《彫刻の現実―重さ、大きさ、金額etc》
7 月《彫刻の可能性ーひとりのアーティストを参照例として》
8月《これまでの「彫刻といわれたもの」から、これからの日本の彫刻を考える》
※順番は変更の可能性あり。詳細な予定は順次告知していく。
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■日本において、彫刻は旧態依然としたメディアではないが、崇高さや歴史をともなった様式でもない。現状、彫刻にこだわる作品を作ることが、今後の美術の新しい可能性を開くとも、また、これまでの美術の良き部分を継承することへの免罪府となるとも思えない。現今、日本に彫刻にこだわることを制作の核としている作品及び作家が多数いると思われるが、その中の大半は彫刻によりかかっているのみで、むしろ自らを育んだ大樹を枯渇への道に追い込んでいることに無自覚である。重要なことは「彫刻はただの彫刻である」ということを露呈し、受け入れ、その上で使いこなすことであろう。今回のトークが、ツールとしての彫刻の有効性を掘り起こす為の一助となることを期待している。

冨井大裕(美術家)

http://ca-mp.blogspot.com/2010/04/100424.html
予約受付は終了してますが、当日ustでの配信を期待したいと思います。


◇ CAMP: @kktnk 当日、いろんな事情で会場には来れないけ ... - Twitter

@kktnk 当日、いろんな事情で会場には来れないけど、ご興味のある方もいると思うので、ustもできればと思っています(ゲストの方がOKであれば)。ただ、ある程度の方が参加してくれないとCAMPの運営が苦しくなるので、告知の協力はとても嬉しいです。ありがとうございます。

http://twitter.com/notes_on_camp/statuses/12332055100