Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui http://www.nobuhiro-fukui.com/

hakim bey - t.a.z. the temporary autonomous zone, ontological anarchy, poetic terrorism / japanese translation / contents

 本書は、Hakim Bey, T.A.Z. THE TEMPORARY AUTONOMOUS ZONE, ONTOLOGICAL ANARCHY, POETIC TERRORISM, 1985, 1991, Autonomedia の全訳である。原著において用いられているイタリック体、大文字標記、" "は、すべてそれぞれ〈〉、太字、「」に置き換えた。登場する固有名詞は、もっとも一般的であると思われる表記に統一するように努めた。訳注としては[]を用いたが、原著においては注釈が一切なされていないことから、訳書においても最小限に留めた。それは例えば、日本で未紹介と思われるもの、あるいは訳者が想定した読者層に馴染みが薄いと考えたものである。


 また、Autonomediaによる原著の補助として、インターネット上で公開されているテキストを用いた。


 ※ここで紹介される日本語訳は、1997年にインパクト出版会から刊行された『TAZ 一時的自律ゾーン』のテキストをhtml化したものです。同書は縦組みでしたが、html化にあたって横組みに変更しました。校正の最終段階でなされた訂正はすべて取り入れたつもりですが、刊行されたテキストと完全に一致していないかも知れません。また、翻訳当時から数年を経て明らかになった誤訳、 「奇妙な言い回し」等々は訂正されています。刊行されたテキストでつけられたルビは、基本的には( )として後置してあります。

 

http://www.netarts.org/taz_web/contents.html


◇ 1117夜『T.A.Z.』ハキム・ベイ - 松岡正剛の千夜千冊

 ハキム・ベイは正体をあきらかにしていない。ぼくより年上のある思想家のペンネームだが、ハキム・ベイの周辺は本名を言わないことを礼節としたようだ。だから、正体を詮索するのはやめておく。ヒントも言わないことにする。
 もうひとつ、本書のタイトルは正確には、"T.A.Z.The Temporary
Autonomous Zone,Ontlogical Anarchy,Poetic Terrorism"というもので、訳せば『一時的自律ゾーン、存在学的アナーキー、詩的テロリズム』となる。このタイトルで本書のメッセージが奔出しているだろうが、斯界では「TAZ」で通っているので、以下もそう書くことにする。
 最初からこの本があったわけでもなかった。1985年に『カオス:存在論的アナーキズムの宣伝ビラ』というものがニュージャージーのグリム・リーパー・プレスからプレスされた。これはすぐに各地で海賊版が出たが、5年後、それとはべつにジャック・ケルアック・スクールなどで『一時的自律ゾーン』が朗読された。これらが1991年に束ねられたのだ。束ねたについては理由がある。

http://1000ya.isis.ne.jp/1117.html