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スイスの核廃棄物、20年後どうするのか - swissinfo.ch

マルク・アンドレ・ミゼレ, swissinfo.ch
2011-09-06 15:00


福島原発事故を受け今年5月、スイス政府は2034年までの段階的脱原発を提案した。まだ秋の連邦議会での最終決定が残るものの、現在ある原発廃炉にする方向はほぼ間違いない。しかし、こうなると20年後にどこにどうやって数十万トンの核廃棄物を、それも何世紀にもわたり保管するのかが問われてくる。


連邦工科大学ローザンヌ校(ETHL/EPFL)は、核廃棄物を何重かの遮断層を設け地下400メートルから900メートルの地層中に貯蔵する、いわゆる「地層処分」計画を進めている。


 スイスでは現在、使用済み核燃料を原発内や中間貯蔵施設ヴュレンリンゲン(Würenlingen)にある巨大プールの中で、非常にゆっくりと冷却している。2006年の連邦議会の決定により、フランスのアレバ社に委託していた再処理を中止したからだ。


 それは、アレバ社がフランス内の使用済み核燃料の96%を再処理しているとうたいながら、実際はその10分の1しかリサイクルしておらず、残りをシベリアに非合法的に送っていた事実が、グリーンピースによって明らかにされたからだ。


 このように、原発に関する情報は常に複雑で隠ぺいされている。

http://www.swissinfo.ch/jpn/i.html?cid=31069276&sb=twi


◇ スイスのエネルギー: スイスの原発問題と新エネルギー - swissinfo.ch
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=34224944