アキテーヌ地域圏(仏:Aquitaine, Oc:Aquitània, Beq: Akitania)は、フランス南西部の地域圏である。北はリムーザン地域圏とポワトゥー=シャラント地域圏、南はスペインに接する。西は大西洋に面している。地域圏内に5つの県(ドルドーニュ県、ジロンド県、ランド県、ロット=エ=ガロンヌ県、ピレネー=アトランティック県)を含む。最大都市はボルドー。この地域の住民はアキテーヌ人と呼ばれる。
歴史的にはローマ帝国の属州ガリア・アクィタニア(羅:Gallia Aquitania)であった地域であり、アクィタニアが訛ったものが「アキテーヌ」である。州都のボルドーはワインの集散地として世界的にその名を知られる都市である。主要産業は農業、食品工業、化学工業など。南部のガスコーニュ地方はアレクサンドル・デュマ(1世)の小説『三銃士』の主人公ダルタニャンの地元としてモデルにされた地域。フランス国鉄が運行していたTEE列車の愛称にも使用されていた。面積は九州とほぼ同じぐらい、人口は茨城県と同程度。