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関西学院大学リポジトリ: ジョー・スペンスにおけるドキュメンタリー写真の問題

タイトル: ジョー・スペンスにおけるドキュメンタリー写真の問題
その他のタイトル: The Qestion of Documentary Photography by Jo Spence
著者: Kawaura, Miho, 川浦, 美穂
登録日付: 2010年10月26日
NII資源タイプ: Departmental Bulletin Paper
URI: http://hdl.handle.net/10236/5942
ISSN: 02866773
NC書誌レコードID: AN00123198
雑誌名: 人文論究
巻: 48
号: 1
開始ページ: 123
終了ページ: 136
刊行年月: 1998年 5月20日

http://kgur.kwansei.ac.jp/dspace/handle/10236/5942
http://kgur.kwansei.ac.jp/dspace/bitstream/10236/5942/1/481-10.pdf


◇ Jo Spence - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=Jo+Spence&es_sm=91&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=oVtqVIeYJuXVmAXtwoGgBg&ved=0CCEQsAQ&biw=1441&bih=806


ジョー・スペンス『私、階級、家族―ジョー・スペンス自伝的写真(ウイメンズブックス)』(訳:萩原弘子 新水社)

内容紹介
女性写真家ジョー・スペンスが、写真とテクストでつづる写真的自伝/自伝的写真。1934年、ロンドンに生まれ、子ども時代に戦争を経験し、やがて写真と出会って、創造的写真家として自分と社会の諸問題に写真でとりくんだスペンスの胸うつ自伝である。単に1写真家の自伝であるという以上に、写真表現変革の試みの記録、イギリス女性運動の記録ともなっている。


内容(「BOOK」データベースより)
写真家ジョー・スペンスが写真とテクストでつづる自己探究と創作の歩み。階級、家族の拘束と格闘し、乳がん患者として医療の権威に立ち向かい、フォトセラピーによる心身の解放を追求して、1992年に亡くなったスペンスが、ここに甦る。


抜粋
フォトセラピーで、母と私自身という二つの人生を生きてみました。私の想像のなかの母は歳をとればとるほどきつく口を閉じて、だんだん口角が下がっていきます。母の表情からわかるのは、私を認めていないということだけです。フォトセラピーではじめて、そういう母になってみることができました。口をへの字に曲げて私を見下す母になってみると、滑稽なことに思えて、私は大笑いのあげくにあかんべえとやり返したのでした。 ――「解放のためのフォトセラピー」より
著者について
イギリスの女性写真家ジョー・スペンスは、階級、家族の拘束と格闘し、乳がん患者として医療の権威にたち向かい、フォトセラピーによる心身の解放を追求して、1992年に58歳でこの世を去った。労働者階級の家庭に生まれたスペンスは、若いときに写真関係の会社に勤めたことから、写真に関心をもつようになる。30代前半で写真館の肖像写真家となるが、写真家としての創造的歩みは、写真館をやめたときから始まる。イギリス女性解放運動のうねりのなかにいたスペンスは、女性である自分を縛るさまざまな枠組みに気づくようになる。たとえば、女性性、階級制度、家族制度といった枠組みである。そして、それらの枠組みを支えたり強化したりするのが写真表現であることにも気づく。拘束的枠組みから自己を解放するため、写真を使うセラピー手法を自分なりに案出していく。がん患者となってからはいっそう、写真の新しい撮り方、使い方を追究して、スペンスは最後まで走りつづけた。(翻訳者 萩原弘子)


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スペンス,ジョー
1934~1992年。写真家


萩原/弘子
1951年生まれ。主著に『解放への迷路』(1988年)、『この胸の嵐―英国ブラック女性アーティストは語る』(1990年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


抜粋
フォトセラピーで、母と私自身という二つの人生を生きてみました。私の想像のなかの母は歳をとればとるほどきつく口を閉じて、だんだん口角が下がっていきます。母の表情からわかるのは、私を認めていないということだけです。フォトセラピーではじめて、そういう母になってみることができました。口をへの字に曲げて私を見下す母になってみると、滑稽なことに思えて、私は大笑いのあげくにあかんべえとやり返したのでした。 ――「解放のためのフォトセラピー」より

http://www.amazon.co.jp/dp/4883850692


◇ SHIFT 日本語版 | HAPPENING | アレクシス・ハンター&ジョー・スペンス

1970〜80年代に活躍してきた女性アーティスト、アレクシス・ハンターとジョー・スペンス。二人の女性フォトグラファーによる写真展がコンセプチュアルアートフェミニストアート、パフォーマンスアートにフォーカスするリチャード・ソルトーン・ギャラリーにて開催されている。

Alexis Hunter & Jo Spence
会期:2013年8月22日〜9月27日
会場:Richard Saltoun Gallery
住所:111 Great Titchfield Street, London W1W 6RY
入場料:無料
TEL:+44 (0)207 637 1225
http://www.richardsaltoun.com

http://www.shift.jp.org/ja/archives/2013/09/alexis_hunter_and_jo_spence.html