Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

アトミック・サンシャイン - 九条と日本

◇ パネル・ディスカッション・イベントの報道について - アトミック・サンシャイン - 九条と日本

私の限られた漢文能力で理解した限りでは、やはりどうしても言いたいことが伝わっていないのかなぁ、と思った。例えば、鈴木さんが「日本は原爆を落とされた唯一の国です。ですから、日本だけが「自衛上」、核を持つ権利・資格のある国だと思います。その日本が永久にその権利を捨てる。そうすると、他に持てる国はないはずだ。それを憲法にきちんと明記し、世界に訴える。」と言っている箇所を、あたかも鈴木さんが、ただ単に、「日本は原爆を落とされた唯一の国だから、自衛の為に核兵器を持てる国は日本しかない」、とだけ言ったかの様に書いてある様に、私には思える。これでは、鈴木さんの言っていることが180度変わってしまう。これはちょっと酷いと思う。鈴木さんが右翼を自称(他称?)しているから、という理由で、中国語が出来る人が、中国語の読めるオーディスエンスに向けて、あたかも鈴木さんが日本の核武装を進めているかの様に報道するのは、ちょっとまずいのではないか。こういうのって、主催の私が新聞社に抗議した方が良いものなのかどうか・・・。

http://blog.goo.ne.jp:80/spikyartshinya/e/e6079445b397ddc7d6aa61c6dcdb4fda
http://blog.goo.ne.jp/spikyartshinya

パネル・ディスカッション 「平和憲法は時代遅れか?再軍備を検討する日本」
日程:2007年4月25日水曜日
時間:6:00 - 6:30 登録、 6:30 - 8:30 討議、 8:30 - 9:00 レセプション
場所:アメリカ、ニューヨーク、アジア・ソサエティー 725 Park Ave, New York, NY


パネリスト:
ベアテ・シロタ・ゴードン
日本国憲法起草メンバー、ザ・アジア・ソサエティー・パフォーミング・アート・フィルム・レクチャー部門元ディレクター)


鈴木邦男
(政治批評家、新右翼団体「一水会」創設者)


ジャン・ユンカーマン
(ドキュメンタリー映画作家、 映画「日本国憲法」監督)


フランシス・ローゼンブルース
(イェール大学ポリティカル・サイエンス教授、日本経済のスペシャリスト)


司会:キャロル・グラック (コロンビア大学日本史教授)


地球規模での紛争や緊張、日本ナショナリズムの復活、そして北朝鮮の核保有の現実に直面した今日、日本は過去60年において初めてとなる、第二次世界大戦後に採用したユニークな平和憲法を改正する第一歩を踏み出すことを考えている。これは理に適った動きなのだろうか?この動きは、日本と周辺諸国そしてアメリカとの関係に、どういった影響を与えるのだろうか?


入場料: $10(アジア・ソサエティー・メンバー) 一般 $15

http://www.spikyart.org/atomicsunshine/indexj.html

アトミック・サンシャインとは、1946年2月13日、GHQのホイットニー准将が、吉田茂
とその側近であった白洲次郎憲法改正を担当した国務大臣の松本烝治らと行った憲
法改正会議のことである。ここで、ホイットニー准将は保守的な松本試案を一蹴し、
GHQ民政局の憲法試案を「日本の状況が要求している諸原則を具体化した案」で、
マッカーサーの承認済みのものだと説明した。その後、アメリカ側が公邸の庭に下が
り、英文を読む時間を日本側に与えたのだが、その際、英語に長けた白洲次郎が庭に
出てアメリカ人のグループに加わっていくと、ホイットニー准将は白洲にこう言っ
た。 「We have been enjoying your atomic sunshine.」


この一言で、ホイットニー准将は日本側に、戦争の勝者・敗者を明確に思い起こさ
せ、さらにGHQ草案に示された諸規定を受け入れることが、天皇を「安泰」にする最
善の保障であり、もし日本政府がこの方針を拒否するならば、最高司令官マッカー
サーは日本国民に直接この草案を示す用意がある、と発言した。その後、この憲法
正における日本国とGHQの会議は「アトミック・サンシャイン会議」と呼ばれるように
なる。このGHQ草案に添った形で修正した内閣案が、最終的に1946年11月3日に日本国
憲法として公布された。

http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/222.html