ワースト1「慚愧に堪えません」
「すんまそん、いいじゃんそんなこと」の意
この「慚愧」というコトバ。響きからして重厚かつ厳粛。字面からも、形容しようのない妖気が漂ってくる。ともかくも、ただごとならぬ事態の発生! ってことだけは伝わってくる。
で、その意味。「慚」は恥じ入る。また、「愧」も恥。
これに「堪えない」ということだから、「あまりに恥ずかしくて死にそうなくらいだ」ってのが、本来の意味。これをご存じであれば、繰り返し口にできるようなコトバではないと思うのだが、なぜかお役人・政界のおエラ方たちは好んでお使いになる。しかも、たいていその顔に含羞の色はなく……。