Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

宿題1(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080507#p3)

● アート・インディペンデント・メディアの状況(2) - paint/note

タロウナス、あるいはバスハウスといった画廊/画商による101TOKYO Contemporary Art Fair 2008が、小学校跡を利用して比較的安価に開催されたことは注記しておく必要がある。

http://d.hatena.ne.jp/eyck/20080418#p1


と、永瀬恭一さん(id:eyck)のブログに書かれていますが、これは事実関係を確認されているのでしょうか?
ひょっとしたら私の勘違いということもあるのかもしれませんが、
TARO NASU(タロウナス http://www.taronasugallery.com/)や
白石コンテンポラリーアートSCAI THE BATHHOUSE http://www.scaithebathhouse.com/)が、
101TOKYO Contemporary Art Fair 2008を開催したという事実はないように思うのですが、どうなんでしょう。
そういう話は聞いたことがありませんし、101TOKYO Contemporary Art Fairのサイト(http://www.101tokyo.com/jp/aboutus)にも、
そういったことは記されていないように思います。もちろん、白石正美さんや那須太郎さんの名前も見あたりません。
じつは、表向きには名前は出ていないものの、
「タロウナス、あるいはバスハウスといった画廊/画商」が
このアートフェアに出資しているということなんでしょうか。


また、この催しが行われたのは、旧練成中学校の施設であって、「小学校跡」ではありません。
「比較的安価」という記述もありますが、海外のアートフェアなどに比べて安価という意味なのでしょうか。
そういうふうに考えれば安価なのかもしれませんが、
上述のリンクやスポンサーのリスト(http://www.101tokyo.com/jp/sponsors)を見てもおわかりのように、
あれだけの人、企業、団体等がかかわっていて「安価」ということはないのではないでしょうか。
もちろん、永瀬恭一さんはそういうつもりではないのでしょうが、永瀬さんの文章が、
ジャーナリスティックに裏が取れた記事であるかのような文体で書かれている(そう読めてしまう)ことが
個人的には気になりました。


永瀬恭一さんの展覧会評や作品分析、制作に対する思考などには、
刺激をいただいたり、学んだりすることも多いのですが、
今回の件で私が気になったような部分を、素朴に鵜呑みするような人がいたり、
また、そこからさらに話を曲げていってしまうような人がいたり、
逆に、永瀬さんの文章は全て信用ならない代物だと
ろくに読みもしないのに思ってしまうような人がいたりすると、
残念だと思ったので、「疑問」(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080507#p3
という記事(文字列?)を書かせていただきました。
じつはその前に、mixiのほうにメッセージをお送りしようかと考えていたのですが、
永瀬さんのmixiのページが、プライベートモードというか、
公開されていない状態だったので、こういったかたちをとらせていただきました。