Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

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◇ それでもドーピングは止まらない - マル激トーク・オン・ディマンド - ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局
ゲスト:増田晶文ますだ まさふみ(作家)
出演:神保哲夫(ビデオジャーナリスト) 宮台真司社会学者)

 そして増田氏は、北京五輪では遺伝子ドーピングと呼ばれる新しいドーピングが登場すると予見する。これは、特定の遺伝子に働きかけることで、特定の筋肉を発達させたり、特定の運動能力を向上させたりすることが可能になるというもの。検査で摘発することも難しいため、究極のドーピングになる可能性がある。
 WADA(世界アンチ・ドーピング機関)は遺伝子ドーピングも、特定の遺伝子の動きを抑えたり、活性化させるための薬剤が必要になるため、検出は可能だと言うが、そのためにどのような薬剤が使われるか、全てがわかっているわけではない。どう考えてもこれはイタチごっこの感が否めない。そして、そのイタチごっこは常にドーピングを使用する側が先手を打っているのが実情だ。
 また、ドーピングをそこまで厳しく禁止することのコストやその合理性を考える必要があるとの指摘もある。もし選手が後遺症や副作用を承知の上で、それでもドーピングを使用したいと考えた時、それをどうしても禁止しなければならない理由はどこにあるのか。そもそも、選手をドーピングにまで走らせる根底には、オーディエンスである私たち一人一人が、実は超人的なパフォーマンスを期待しているという現実があるのではないか。それを無視して、商業主義を批判したり、ドーピングを批判しても、建設的な解決策は出てこないのでは無いかと、増田氏は問う。
 北京五輪を横目で睨みながら、ドーピングの実態とその背景にある、天賦の才を得たアスリート達をドーピングにまで走らせるスポーツの現実を増田氏と考えた。

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