Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

マルメラか、マルラメか、それが問題だ???

松本圭二 著書 - 松本圭二 公式サイト tibikuro65

詩篇アマータイム

マルメラは小さな箱をみつけた
カンザスには古い河があったろう、そこで
箱の中身は仔犬の魂だった
父は仔犬を見ると必ず「のらくろ」と呼んでいた…
おまえはヘミングウェイを知っているか
僕は16歳で知った、ジョン・ウェインの親戚だ
マルメラもその頃知った
マルメラマルメラと教室で騒いでいたがそいつがマラルメだと気づいてどうでもよくなった、そんなへんな名前のやつは
カンザスカンザス、唾の詩、詩の唾…
アレフのよだれが詩集『SUMMERTIME』からSの文字を消した
以後『アマータイム』と呼ばれるサタンの書には緑色の血が染みつくことになる
トッゲ・ド! ストゴド!

http://www.tibikuro65.jp/book.html


松本圭二詩篇アマータイム』(思潮社

マルメラを知ったのは16の時。マルメラマルメラと教室で騒いでいたが、マラルメだと気づいてどうでもよくなった。そんなへんな名前のやつは…。90年代以後の現代詩の命運に立つ詩人の「サタンの書」。〈ソフトカバー〉

http://www.amazon.co.jp/dp/4783712077


◇ 『マルラメ論』 A.ティボーデ 著 田中 淳一 訳 立仙 順朗 訳 沖積舎 版 - ジュンク堂書店
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0192045517
!?


◇ 理想と現実の二重化 マルラメ、ヴェルレーヌランボーにおける「詩人」と「詩」の表象に関する考察 - TOUR(TOhoku University Repository): Item 10097/14484
http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/handle/10097/14484
!!?


◇ 11club - *岩田一男著「英語・一日一言」"S.マルラメ"

岩田一男著「英語・一日一言」"S.マルラメのことば"(知恵と感動のことば―365の名句が語学力を倍加する―1970年12月25日初版発行 祥伝社 定価¥380より引用) 

☆To name an object is it to take away three−fourths of the pleasure given by poem.This pleasure consists in guessing little by little :to suggest it,that is the ideal.
  (Stéphane Mallarmé)

【訳】☆ある物の名前を言ってしまうことは、詩によって与えられる楽しみの四分の三を奪うことである。詩の楽しみは少しずつ想像することにある。暗示することほど、それが理想である。

【注】Stéphane Mallarméの象徴詩の技法でもある。 to name とto suggestが対照をなしている。
take awayは「取り去る」「奪う」。consist in〜「〜にある」。 little by little「少しずつ」 
 
【Stéphane Mallarméのこと】
 フランスの象徴派の詩人Stéphane Mallarmé(1842−98)の生まれた日。ボードレールの影響を受け難解だが明晰な象徴詩を書いた。彼の家での「火曜日」に多くの詩人、文学者が集まった。『牧神の午後』『エロディアート』『さいの一振り』翻訳『ポー詩集』など。

http://wind.ap.teacup.com/everyone/291.html
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詩篇アマータイム(抄)/松本圭二 - 近現代日本文学史年表(ウラ・アオゾラブンコ)
http://uraaozora.jpn.org/po0005.html


>>>刺青に刺青できるか、きみは!(松本圭二
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20061027


>>>Webで読む松本圭二
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060120#p8


>>>死んだり狂ったり病気になったりしている場合ではありません(松本圭二
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20051222#p7


◇ 詩人の生きる道
http://www.juryoku.org/matsumoto2.html


◇ R/F 5つの断片 - 松本圭二 公式サイト tibikuro65
http://www.tibikuro65.jp/2006/08/rf.html
松本圭二さんのロバート・フランクにまつわる詩は苦手です。
というか、ロバート・フランク自体の
いかにもという感じの詩的な部分が苦手です。
時間があれば『アストロノート』を再読して、松本圭二さんの言葉というフィルターを通すことで
ロバート・フランクのどのへんがどのように苦手だと感じたのか再検証してみたいものですが。。。

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アストロノート解題 / アストロノート解題2 - 松本圭二 公式サイト tibikuro65
http://www.tibikuro65.jp/2006/08/post_1.html
http://www.tibikuro65.jp/2007/05/post_14.html


アストロノート草稿 - 松本圭二 公式サイト tibikuro65
http://www.tibikuro65.jp/2006/10/post_11.html



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