Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

よく遊び……  野々村文宏 - 和光大学 表現文化学科

 僕は、きみたちぐらいの時に、着るものも食べるものもガマンして、年間百枚はレコードを買っていたかな。だけど、それが楽しくてしかたがなかったから、苦にならなかった。 でも、それだけじゃ足りない。もうひとつ、「乱読」だったけれど、2枚のレコードを聴いて一冊の本を読む、というぐらいのペースで、本を読んでいた。
 和光に来て思うのだけれど、みんな、編集でいうところの「引き出し」(知識のストック)があまりに少ない。
 たとえば、音楽が好きで、音楽雑誌を作ってみたいと思う。だけど、いざ、作ってみようとすると、元ネタが音楽雑誌からしかない、というのは、つまり、「ビールを水で薄めて」いるようなことです。
 僕は、インターネットやデータベースにも関心があるのだけど、あいかわらず、本というメディアは、使いやすいデータベースだと実感しています。
 好きなことを仕事にするためには、まず徹底して遊びつくし、そして、遊ぶだけでなく、そのことについて深く長く考えつくすことが大切です。そのためには、本やインターネットを総動員する必要がある。そして、自分が好きなことを大学で勉強できるということは、とても可能性のある事だと思います。よく遊び、よく考える人たち、来てください。

http://www.wako.ac.jp/xpress/message/message_nonomura.html
そういえば、最近まで野々村文宏(ふみひろ http://www.wako.ac.jp/xpress/staff/nonomura.html)さんと
野々村禎彦(よしひこ http://web-cri.com/)さんが、ごっちゃになって(混同して)ました。ダメすぎ。。。


◇ ドナルド・ジャッド1960-1991……野々村文宏 - artscape
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/topics/9903/nonomura/nonomura.html


野々村文宏とは - はてなキーワード

1961年愛知県出身。美術評論家和光大学表現学部表現文化学科助教授。

少年時代から天才ぶりを発揮するが、重度の喘息を患い、高校を中退。

コンピュータ少年で、20歳ごろには、パーソナル・コンピュータについては日本有数の知識を蓄え、アスキーの専門誌「ログイン」の契約編集者をつとめる。

一方で、高杉弾が脱退後の、山崎春美編集長時代のアヴァンギャルド雑誌「HEAVEN」の副編集長をつとめる。また、山崎のバンド「TACO」にナレーター役で出演。

ニュー・アカ」ブームのさなか、中森明夫田口賢司と「新人類三人組」として脚光を浴びる。

1984年よりフリー。以降、様々な分野の評論活動を行う。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC¼ʸ%B9%A8


>>>な・い・し・ょのエンペラーマジック - TACO(坂本龍一 作曲)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080916#p3