Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

著作権関連

三田誠広氏がとうとうおかしなこと言い始めた件について / 三田誠広氏発言集 - 万来堂日記2nd
http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20090124/1232813979
http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20090125/1232880566


佐々木譲氏がすばらしい - Copy & Copyright Diary

内田樹氏のエントリー「読者と書籍購入者」を受けて書かれたもので、内田氏同様、日本文藝家協会のネット上の書籍検索に対するスタンスについての反対意見を述べているが、その中で次のような箇所がある。

わたし自身は、学校図書館や公立図書館、それに貸本屋で本を借りることで、本好きとなり、本のヘビー購入者となった。もし、あのころ、本を購入する、というかたち以外では、本の世界に接近する回路が閉ざされていたとしたら、わたしは読者には育ち得なかったろう。多くのテキストに容易に接することができた時期がなければ、わたしは長じて読者にも、本の購入者にもならなかった。わたしはたぶん本とは無縁に生き、読書の喜びはもちろん、書棚に好きな作家の作品を集めるという愉悦も知らないままに、老いたことだろう。

三、四十年前、図書館や貸本屋に対して、JASRACのような組織が著作権料取り立てをやっていなくて、つくづくよかったと思う。
佐々木譲のプッシュピン: 図書館と貸本屋で育った

図書館を敵視する作家の発言ばかりが目に入ってくるので、佐々木氏のこの発言を目にすることができて本当にうれしい。

三田誠広氏や馳星周氏や楡周平氏のような人ばかりではない。

佐々木氏と同じような考えを持っている作家も、きっと他にもいるに違いないだろうと思うと、心強い。

http://d.hatena.ne.jp/copyright/20090125/p1