Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

遠くて身近な歴史−1968年そしてホロコースト@TWS渋谷

開催中〜5月17日(日)

「思い通りに消せない記憶」 ブラッドレー・マッカラム&ジャクリーヌ・タリー

「イン・マイ・マザーズ・フットステップス」 イシャイ・ガルバシュ

TWS青山:クリエーター・イン・レジデンスに滞在した2組のアーティストによる個人の記憶と集団の記憶をめぐる作品を紹介します。
ブラッドレー・マッカラム&ジャクリーヌ・タリーは、TWSが試験的に実施する長期滞在プログラムにおいて、2008年夏には制作リサーチを、2009年春には作品制作および成果発表展覧会を行うため、期間を2回に分けてTWS青山に滞在しました。彼らは、人種差別の問題をはじめとする社会と個人の問題を鋭く追及する作品を制作しています。今回彼らは日本で1968年に報道されたさまざまな社会問題・事件の写真をもとに作品を制作した作品を発表します。

また、イシャイ・ガルバシュは、国内外で活躍しているアーティスト/キュレーターなどから推薦を受けた才能あるアーティストを招聘する国際推薦人制度により、ディートマー・エルガーゲルハルト・リヒターアーカイブ ディレクター)からの推薦を受け選出されたアーティストで、ホロコーストにおける数少ない生還者であった自身の母親による追想録をもとに、母親のホロコーストの足跡をたどり、オランダ、ドイツ、ポーランドの各地を撮影した写真シリーズ《In My Mother's Footsteps》を展示します。
私たちの個人の記憶と社会の記憶の関係のなかには私たちの生きられた時間への鍵があります。本展がその鍵を見つける機会となることを願っています。

http://www.tokyo-ws.org/archive/2009/04/1968.shtml
http://www.tokyo-ws.org/