ムラカミ、ナラ、アイダ、クサマ、アラキ…、ニッポンのアーティストの躍進には、トップギャラリーの存在があった。アートシーンを操るギャラリーオーナー12人のインタビュー集。
http://www.amazon.co.jp/dp/4808585499
タイトルの「G12」は、かつての「G9」をふまえたものです。
ギャラリストの仕事を知るには良い本ではないでしょうか。
企画・編は、『彼女たち―Female Photographers Now』(http://www.amazon.co.jp/dp/4831511994)の著者で、
『美術手帖』の「秋元康流“アートのすすめ”」など担当している山内宏泰さん(ex.メタローグ)。
◇ 地図といえば・東京地図出版株式会社
2009/06/23
2009年6月 新刊リリースのご案内(Press Release)『G12 トーキョートップギャラリー』
村上隆氏、奈良美智氏、荒木経惟氏、草間彌生氏、蜷川実花氏、ヒロミックス氏を始めとした世界に注目されるアーティストが活躍できる下地をつくり、日本の現代アートの躍進に大きく貢献したギャラリーのオーナー達のインタビュー集を2009年6月26日に発売します。
◇ Press Release 2009年6月23日 東京地図出版株式会社
現代アートを牽引する12人のギャラリーオーナーインタビュー集
東京地図出版、『G12 トーキョートップギャラリー』を6/26に発売
地図・ガイドブック・ライフスタイル書籍を発行する東京地図出版株式会社<以下、東京地図出版>(本社:東京都千代田区)は、6月26日(金)より『G12 トーキョートップギャラリー』を発売します。
近年、奈良美智氏の絵が作家よしもとばなな氏の著作の挿絵に使われたことが大きな反響を呼び、フォトグラファー蜷川実花氏が監督を務めた映画『さくらん』は第57回ベルリン国際映画祭に特別招待作品として正式出品され、村上隆氏がルイ・ヴィトンとコラボレートしてバックをデザインするなど、いわゆる現代アートの担い手たちの作品がより生活に溶け込む形で身近なものとなってきています。さらに、村上隆氏の「マイ・ロンサム・カウボーイ」という作品が2008年5月14日、ニューヨークのサザビーズ・オークションにて1516万1000ドル(約16億円)で落札されたことが大きなニュースとなり、日本の現代アートが村上隆氏、奈良美智氏を中心に世界から注目を浴び、評価されるようになっています。
本書は、ここ10年ほどといわれる、日本の現代アートの躍進に大きく貢献し、多くのアーティストが活躍できる下地をつくった、ギャラリーのオーナー達のインタビュー集です。村上隆氏、奈良美智氏、荒木経惟氏、草間彌生氏、蜷川実花氏、ヒロミックス氏、など今注目を浴びるアーティストが活躍できる環境を整え、積極的に日本国内、海外に紹介してきたギャラリーオーナー達の生の声は時代の証言として貴重なものになるはずです。現代アートに関心のある方はもちろん、現代アートって? という方にも、ここにあげたアーティストの名前を少しでも知っていれば、楽しめる内容となっています。<登場者一覧>
池内務(レントゲンヴェルケ)、石井孝之(タカイシイギャラリー)、白石正美(スカイザバスハウス)、三瀦末雄(ミズマアートギャラリー)、大田秀則(オオタファインアーツ)、小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)、佐谷周吾(シュウゴアーツ)、那須太郎(ナスタロウ)、児玉公義(児玉画廊)、吉井仁実(ヒロミヨシイ)、山本裕子(山本現代)、姫野希美(赤々舎)
http://www.chizu.co.jp/press/2009/20090626_tokyo_top_gallery.pdf
「売りたい一心」「読者を引っかけるためのフックは多い方がいい」というのは理解できますが、
アオリ方によっては、かえって逆効果をもたらすこともあるように思います。
“奈良美智氏の絵が作家よしもとばなな氏の著作の挿絵に使われたことが大きな反響を呼び”とありますが、
『ひな菊の人生』が「CUT」に連載されていたのは1998〜2000年。
『アルゼンチンババア』が出版されたのは2002年12月です。*1
◇ TOKYO PISTOL | NEWS - 『G12 トーキョートップギャラリー』発売です
村上隆氏、奈良美智氏、荒木経惟氏、草間彌生氏など、今注目を浴びるアーティストが活躍できる環境を整え、積極的に日本国内、海外に紹介してきたオーナー達の生の声は時代の証言として貴重なものになるはずです。現代アートに関心のある方はもちろん、現代アートって何? という方にもお薦めの一冊となっています。近日、完全英訳版も刊行予定となっております!
(ブックデザイン=内川たくや)
http://www.tokyopistol.com/2009/06/30/article474/
*1:ちなみに、その間の2000年ごろに映画『ロッタちゃん はじめてのおつかい』『ロッタちゃん 赤いじてんしゃ』のプチ・ブームがありました。