日本の主要都市で開催されたチベット展「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝〜」は、数多くの抗議があるにもかかわらず、今でも大阪で開催中であり、次は仙台で開催されることになっています。これに気を良くした中国政府は、江戸東京博物館でモンゴル展「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」の開催を行うことになりました。
残念なことは、これが日本で起こっていることであり、また日本企業とメディアの協力のもとで行われていることです。日本は力のある独立国であり、アジアで弾圧されている人々は、アジアにおける平和と正義の実現に日本のリーダーシップを期待しています。
チベット、モンゴルおよびウイグルに関するいかなる展示も歓迎するとはいえ、主催者には、これらの地域の正しい歴史と現状を展示することを要請します。また、日本の企業とメディアには共産主義のプロパガンダの道具にならないようお願いいたします。日本企業とメディアが共産主義のプロパガンダになることは、中国および日本にとって、さらには、アジア、世界平和にとって好ましくないことです。
http://www.tibethouse.jp/news_release/2010/100319_mongol.html
◇ ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が「チベット」と名乗れないわけ - 金子洋一「エコノミスト・ブログ」
さてこの名称を見てなにか変だなと思った方、するどいです。「チベット」という文言が入っておりません。これはかつて台湾の大使館が亜東関係協会、台北駐日経済文化代表処と名乗っていたのと同じく、外務省が中華人民共和国におもねって、チベットは中華人民共和国の一地方であり国家ではないということでチベットという文言を使うことを拒否したからに違いありません。裏はとっておりませんがこれが正しい推量であることを確信しています。まあ、外務省の担当課に問い合わせても、一年生あたりが電話に出て「チベット側と協議の上でそうなったので、日本外務省から押しつけたわけではありません」と想定問答通りに答えてくることでしょうから無意味かつ不愉快です。おやめになった方がいいです。こっぱ役人というのはそういうものです。
いうまでもなく中華人民共和国と国交を結ぶことと、先方の意のままに動くことはまったく別個のことです。日中親善などという空虚なスローガンに振り回されないように心しなくてはなりません。いつもは細かいことでもぎゃあぎゃあと騒ぐ国内の自称人権派の諸君が例によって妙におとなしいのが気になりますが、えせリベラルというのはそういうものでしょう。
http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_399.php
◇ 侵略された聖地チベット - ポタラ宮と天空の盗まれた至宝-
http://www.seichi-tibet.com/index.html
◇ 「聖地チベット-ポタラ宮と天空の至宝-」展に抗議する国際連盟:News
東京:上野展関係団体詳細
主催団体:財団法人日本美術協会、上野の森美術館、朝日新聞社、TBS、_大広、中華文物交流協会、中国チベット文化保護発展協会_協力団体 :JAL日本航空、日本通運
大阪展詳細:
特別展「聖地チベット ―ポタラ宮と天空の至宝―」
主催 大阪歴史博物館、朝日新聞社、中華文物交流協会、中国チベット文化保護発展協会
後援 文化庁、中国駐大阪総領事館、中国国家文物局、NHK大阪放送局
出品協力 中国チベット自治区文物局、中国文物交流中心
企画協力 大広
協力 日本航空
会期 平成22年1月23日(土)〜3月31日(水)
http://seichi-tibet.com/news/tag/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9/
◇ 展覧会概要|チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展 [2010年2月2日(火)〜4月11日(日) 江戸東京博物館]
●主催 財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、産経新聞社、テレビ朝日、東映
●後援 中国大使館、日本モンゴル協会
●協力 中国・内モンゴル博物院、日本航空
●企画制作 東映
http://www.mongolten.com/outline/
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なお、チベットでは、雪山獅子旗の掲揚は「チベット独立の意思表示」として厳禁されている。掲揚が発覚した場合は、旗を掲揚した罪で即座に当局に逮捕され、禁固刑などの実刑に処される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%97%97
青天白日滿地紅旗は、1949年の中華人民共和国成立までは「中国の国旗」として世界的に認知され、その後も「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家は中華民国である」という中華民国いわゆる台湾国民政府の主張が国際的に認知されている間は、国際連合などの国際的な公式の場で掲揚されることは珍しくもなかった。だが中華人民共和国が1970年代に取り組んだ西側諸国と相次ぐ関係改善と、国連における「中国」の代表権を中華民国政府から中華人民共和国政府に移す1971年の国連総会決議2758の採択などの結果、「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家」として中華民国を承認する国が激減し、青天白日滿地紅旗も「中国の国旗」として国際的に認知されなくなっていった。そのために現在では、青天白日滿地紅旗が台湾以外の公式な場で掲揚される機会が大変少なくなっている。 また、かつて、英国領だった時代の香港では、自由・民主・自治の実現を願い、青天白日滿地紅旗がはためく光景が見受けられた。しかし、1997年に香港が英国の植民地から中華人民共和国の特別行政区になってからは、香港でこの旗がはためくことはなくなった。
青天白日滿地紅旗は、オリンピックやFIFAワールドカップなどの世界的なスポーツ大会の場でも公式に掲揚されることはなくなった。1984年以降、オリンピックに中華民国の選手が「チャイニーズタイペイ(中華台北、Chinese Taipei)」 代表として出場する際には、青天白日滿地紅旗の代わりにチャイニーズタイペイオリンピック委員会旗(中華奧林匹克委員會旗)が使用・掲揚されている。同旗は国旗に使われる青白赤の3色で国花の梅をあしらい、その中に国章とオリンピックシンボルの五輪が掲げられている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
◇ チャイニーズタイペイ - Wikipedia
チャイニーズタイペイ(中華台北、Chinese Taipei)は、オリンピックをはじめとした国際スポーツや国際機関など国際的な場で用いられる中華民国(台湾)を指す呼称である。
同国が、国際連合から追放されるなど外交的孤立に追い込まれていく1970年代以降、「中華民国」あるいは「台湾」という名称を使うことにより、「一つの中国」論に抵触して中華人民共和国が反発するなど国際社会への参加を阻まれる事態を避けるために、妥協として主権・国家承認問題を棚上げしたものである。
上野の森美術館(うえののもりびじゅつかん)は、東京都台東区上野恩賜公園にある私立美術館である。
上野公園内の一郭、西郷隆盛銅像の近くにある。日本の美術団体としては最も古く、1879年(明治12年)に設立された財団法人日本美術協会が設置する美術館として1972年(昭和47年)にフジサンケイグループが開館した。
公募展や、海外の美術館の所蔵品を借り受けての特別展などが随時開催されている。また、1983年(昭和58年)より上野の森美術館大賞展を、1994年(平成6年)より第一生命と共催でVOCA展を、毎年開催し、現代美術作家の育成に努めている。
2008年に開催された「井上雄彦 最後のマンガ展」は入場制限付にも関わらず上野の森美術館最高の人出を記録した。
2009年には「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展を開催。中国政府による武力侵略・寺院略奪の結果収集されたチベットの宗教美術品を展示している点や、中国政府の主張を元に作った歴史解説や作品解説をそのまま展示している点などを指し、上野の森美術館が中国政府のプロパガンダに加担しているという批判が起きている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%87%8E%E3%81%AE%E6%A3%AE%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8