Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

特集展示|岡粼乾二郎 - 建築系ラジオ

updated 2010年5月27日
収録日時:2010年02月21日
収録場所:東京都現代美術館江東区
収録時間:28分25秒

出演者:新堀学+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹


東京都現代美術館・常設展示室での「特集展示|岡粼乾二郎」(前期:2009.10.31-2010.04.11/後期:01.26-04.11)の批評です。新堀さんは「TO邸」における建築家・長田直之さんとの「協働」に着目。海市展(NTT ICC、1997年)や奈義町現代美術館などから、文脈に介入するアーティストという岡粼さんの特徴に言及されまます。一方「あかさかみつけ」シリーズや絵画作品において、同一の形態やタッチに異なる色彩やタイトルを施す岡粼さんの手法に対し、装飾やインテリアを超えた「絵画としての造形」を問う美術家陣。展示会場のコントロールは美術家の戦いだという彦坂さん。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。(D. Amanai)


*番組中思い出せなかった名前は「Atopic Site + On Camp/Off base」展(東京ビッグサイト、1996年)と、画面に白いタッチを施す画家ロバート・ライマンです。

http://www.architectural-radio.net/archives/100527-80.html
http://www.architectural-radio.net/
厳しい意見が出ていますが。。。


>>>【放送中】補習「彫刻がわからない」本日4/14(水) 20時半〜

「当時皆が僕の作品を見て言及するのは、それがレリーフだというだけで、現代のフランク・ステラだとか。でもステラはめちゃくちゃで、お笑いにしか見えなかった。僕としては、建築で言えば古くはブルネレスキから新しくはアルド・ロッシ、絵で言えばジョットからベリーニ、熊谷守一マティス、現代美術でいえばもちろんドナルド・ジャッドとアンソニー・カロだったわけです。自分の位置づけではね。今でもそうですが、特に当時はプレ・ルネサンスのジョットからブルネレスキ、少し飛んでパラディオなどに影響を受けていました。」(安東孝一『インタビュー』所収「岡崎乾二郎 造形作家」より岡崎乾二郎さんの言葉)

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20100414#p5


>>>まとめ「岡粼乾二郎「メディアとは?芸術とは?」」 - Togetter
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20100402#p6


※過去の岡崎乾二郎さん関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%B2%AC%BA%EA%B4%A5%C6%F3%CF%BA