Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

伊東豊子さんの文書より

ティルマンス - 伊東豊子 - ART iT アートイット

ティルマンスのスタジオは、
記事の中でも紹介しているプロジェクトスペースの上の階なんですが、
建物の外見からちょっと想像がつかないくらい広くてびっくりしました。
上の階に上がると、グレーの机が川の字になって並んだ「事務所」風の部屋がまずあって、
その奥に、「あれの何倍あったんだろう……」って考えるほどの大きなスタジオがあり、
あそこだけNYと言ってもよい雰囲気でした。


スタジオの手前側の壁には、
サーペンタイン・ギャラリーで夏に見せるという横辺6メートル級の抽象模様のプリントと、
それより若干小ぶりのプリントが二枚、L字を成すように壁にで〜んと掛かっていて、
その迫力と美しさに絶句。(←ここら辺も『美術手帖』の写真にぜんぶ出ています)


スタジオの奥半分には、彼がインスタレーションでよく使う木のテーブルが何台も
無造作に並んでいて、その上に、模型に貼り込むために1/10に縮小した写真が
何百と広げられていて(ちょっとカルタみたいな感じに)、
こうやってインスタレーションを練っていくのかとその制作プロセスが垣間見れて
面白かったです。

http://www.art-it.asia/u/ab_itot/tePuYfxqWh2i1BM0Jasd
日本のヴォルフガング・ティルマンス受容の歪みを考えるための関連資料として。


◇ フォグレス日誌アーカイブ | 2010年7月 | fogless: London art diary

サーペンタインのオープニングでお会いしたティルマンス氏。展示を見て気づいた方もいるかもしれませんが、『美術手帖』の取材のときにこれがメインになると言われたグリーンとブルーを基調にした横長のアブストラクト作品が、なんと展示されておりませんでした…。代わりにあったのが、白地に濃紺のラインドローイングのような写真。変更した理由について聞いてみたところ、「こっちの方が静かで全体的にしっくり来ると思ったから」。なるほど。わたしも同感です。サーペンタインで働いている知人の話によると、展示公開の直前まで作品の入れ替えがちらほらあったとか。ティルマンスのこだわりのほどが窺えます。

http://www.fogless.net/diary/2010/7.htm
伊東豊子さんのレポートなら↓のような事態にはならなかったと思います。当たり前ですが。。。


>>>いや、まさか、、、しかしこれはもしかすると、、、と恐れていた最悪の事態が、、、
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20100914#p5
http://d.hatena.ne.jp/n-291/comment?date=20100914#c

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>>>PHaT PHOTO (ファットフォト) 2009年9-10月号に飯沢耕太郎さんが、
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091002#p4


>>>BRUTUS 08/15日号 - 雑誌ネット
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091002#p5
“フィッシュリ&ヴァイス エアポートは永遠の夏休みを約束するモラトリアム。”というキャッチもなかなか凄いです。