◇ 『パラドックス』
TOKは70年代後半に富樫雅彦との共演で自己研鑚を積んだ加古が、仲間二人と結成したトリオ。これはその第2弾作品。演奏者の内面から湧き出るエネルギーや一瞬の静寂がみせる透明感が生々しく捉えられている。即興音楽本来の醍醐味を満喫できる秀作。
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◇ 『TOKライブ+TOKダイレクト・マスター』
隆、オリヴァー・ジョンソン、ケント・カーターの頭文字から付けたTOK。その音楽は文字通り三位一体のコスモ。78年6月の東京公演ライヴと、滞日中のスタジオ収録盤をカップリングした本作は、希有なピアノ・トリオの奥深い音楽を網羅。24ビット変換も嬉しい。