環境研のシミュレーションは、もうひとつ気になるホットスポットの存在を示唆している。それは、東京都西部の山梨県との県境、奥多摩である(下図参照)。ここには東京都の水道水源のひとつ、多摩川水系の取水口(奥多摩湖)がある。また、横浜市の水源である山梨県の道志村も近い。首都圏の水道水が心配である。
水道水の観点では、今回の群馬県で確認されたホットスポットも、東京都の水道水に与える影響が心配だ。ホットスポットは水上・奥利根付近に存在する。ここは利根川の水源である。春の雪解けの季節が心配である。いずれにしても、浄水場のモニタリングから目が離せない。