2011年10月18日(火)
荒茶、セシウム大幅超過 県西部２農協が自主検査いるま野農協（入間市）と狭山茶業農協（狭山市）は１７日、本年産生葉を原料とした一番茶荒茶と二番茶荒茶を対象に外部検査機関に依頼し、放射性物質の自主検査を実施した結果を発表した。
検査をしたのは、いるま野農協８検体、狭山茶業農協４検体。いるま野農協の一番茶荒茶４検体からは１キロ当たり１３５０〜１６８０ベクレル、二番茶荒茶２検体から９８０〜１０６０ベクレル、狭山茶業農協の一番茶荒茶２検体から１７２０〜２７００ベクレル、二番茶荒茶１検体から千ベクレルと、暫定規制値（１キロ当たり５００ベクレル）を大幅に超える放射性セシウムを検出した。
両農協は県に報告して再検査を実施して指導を仰ぐ一方、販売した該当製品の全回収を行うとしている。
■県、９検体を調査
県は１７日、いるま野農協と狭山茶業農協に対し、暫定規制値を超えた９検体の荒茶について出荷の自粛と製品の回収を要請した。県農産物安全課によると、同日に９検体をサンプル採取。県の検査機関で放射性物質の調査を実施することにした。
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