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福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

文化庁/近現代の建築図面を収集・保存/湯島庁舎改修し資料館開設へ - 建設WALKER

文化庁は、近現代の建築家が手掛けた設計の図面などを収集・保存する新たな事業を始める。世界的に著名な建築家の図面が海外に流出したり、散逸したりするのを防ぎ、日本の建築文化を次代に継承するのに役立てるのが狙い。湯島合同庁舎(東京都文京区)の一部を改修し、収集した資料を保存する資料館を来年秋から冬にかけて開館する。収集する資料の選定や保存方法の検討、図面の権利関係の調整などを行うため、年内にも有識者で構成する会議を立ち上げる。

収集する資料は、主に明治期以降の図面などを想定。世界的にも知られた1960年代の建築運動「メタボリズム(新陳代謝)」のように、その後の建築界に大きな影響を与えた作品が対象となる。文化庁は、国内の物件にとどまらず、日本の建築家が設計した海外の物件や、海外の建築家が手掛けた国内物件などについても「日本の建築文化に影響を与えたものであれば、収集していきたい」(官房政策課)としている。建築関係の学協会や大学の研究者などに参加してもらう有識者会議では、こうした視点から収集・保存すべき建築資料を選定。開館後も引き続き、有識者から助言をもらいながら、収集・保存する資料選定などを進めていく。

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