Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

20111218 福島第一原発20km圏内の光景『特命報道記者X 2011』 - YouTube

(1)http://youtu.be/UrJxffmh38c
(2)http://youtu.be/UC4l_OGo3hQ
(3)http://youtu.be/8SsUTxa1lGk
(4)http://youtu.be/6eLuHI1UK80
(5)http://youtu.be/k8cmkryX0lk
(6)http://youtu.be/cP7fsGJMXMQ

◆福島20km圏内の現実
 災害対策法により、報道記者も福島20km圏内(警戒区域)の取材は
制限される。ごくたまに見る福島 20km圏内の映像は、場所や時間が
限定されたものがほとんどで、これまで汚染地域のありのままの現実を
肌で感じることはできなかった。
 そこで取材班は、あらゆる人脈を駆使して、20km圏内の取材を繰り返した。
信じがたい数値を記録する空間線量のなか、そこには、餓死した牛たちが
骨と皮だけになって朽ち果てている牛舎など、衝撃的な光景が広がる。
 そんな福島の未来は、どうなっていくのか。番組は、その答えを、
過去の原子力事故に求める。


ウクライナベラルーシチェルノブイリ「食と健康」
 原発への道すがら、「赤い森」と呼ばれる高レベル汚染地域に立ち寄ると、
事故から25年経ても空間線量で100μSを超えている。
原発内には、未だ3500人が働き、使用済み燃料の管理などに勤しんでいる。
 ベラルーシの汚染地域の畜産農家は、未だに汚染された牛乳の対応に
追われていた。また、この一家の大好物である乾燥キノコも、
取材班が検査場に持ち込むと、基準を9倍上回る汚染が判明。
 こうした汚染による内部被曝の影響を調べるため、ベラルーシ政府が
手配する病院に向かうが、全員が徹底して「今はもう健康に影響しない」と
答える。そこで監視の目を盗んで市内の病院を取材すると、健康被害
関して隠されてきた実態を知ることに・・・。国家ぐるみの、原子力
まつわる情報統制を目の当たりにする。
 ウクライナでは、汚染地出身の孤児が受ける、困難な心臓の手術に密着する。


◆福島20km圏内に帰る日
 福島原発のある大熊町は、すっぽりと警戒区域の中にあり、すべての
住民が集団で避難生活を強いられている。先日行われた町長選挙では、
「いつの日か必ず帰る」という公約を掲げた現職が勝利した。
町長と共に大熊町に入り、除染の実際を視察すると、簡単には戻れない
実態に直面する。肩を落とす町長だが、町の端に比較的線量が
少ない場所があり、その「希望の場所」への集団移転を目指す。


◆中国情報統制の実態
 中東・アフリカを中心に、「F a c e b o o k 」などの情報ツールの発達が
民意を増幅して、長年に渡る独裁体制を崩壊へと導くケースが相次いだ今年、
取材班は、隣国・中国で進む、独裁体制維持のための情報統制を取材した。
 高速鉄道衝突事故で、噴出した鉄道省や国家への反発に対し、
遺族たちやメディアへの圧力の実態が明らかに。当局を批判して、
その発言がネット上から削除された「消えたキャスター」の行方を追う。
また、中国で多発する「子供の誘拐」を巡り、被害にあった親たちの活動を
妨害する地元警察...。その一方で、誘拐グループの摘発を声高に叫ぶ当局、
その意図とは? 
 そして取材班は、情報統制の最前線である中国ネット警察に潜入取材し、
中国の民意と情報統制の行方はどうなるのか、徹底検証する。