Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

Marshall Mcluhan Full lecture: The medium is the message - 1977

(1)http://youtu.be/ImaH51F4HBw
(2)http://youtu.be/a11DEFm0WCw
(3)http://youtu.be/CtpX8A7Q2pE


マーシャル・マクルーハン『メディア論―人間の拡張の諸相』(翻訳:栗原裕、河本仲聖 みすず書房

テレビ、ラジオ、広告、自動車など現代の多様なメディアの本質と機能から、文化と社会の変容を探る。エレクトロニクス時代の見取図を示すブリリアントな思考と透徹した洞察力。

http://www.amazon.co.jp/dp/4622018977

活字と機械の技術のあと、現代の諸メディアは人間をどう変えるか。本書はマクルーハンによる、現代文明と新しい人間環境へのスリリングな予言である――

「われわれの時代が全一、共感、自覚の深さにあこがれるのは、電気の技術に自然に付随するものである。われわれの時代の前の機械工業の時代は、私的な見解を激しく主張することが自然の表現の様式であると考えた……われわれの時代の特徴は課せられたパターンに反発することだ。われわれは、突然、物や人にその全体としての存在を主張させてみたくなっている」(マクルーハン

現代は多様なメディアの時代である。われわれの生活はいまや、電気・電子によるメディアを抜きにしては語れない。本書『メディア論』がほぼ20年前に刊行されたとき、世界中に強烈なインパクトを与えた。活字の文化から現在のエレクトロニクスの技術までを視野に収めたこの大著は、さまざまなメディア(人間の拡張)の意味をみごとに解明している。《メディアはメッセージである》《熱いメディアと冷たいメディア》などのユニークな発想、テレビやラジオ、広告・漫画・自動車など多様なメディアヘの新鮮な追究――ここには、最新のテクノロジーと人間とのかかわり、また新しい時代の変容を理解する上で不可欠の洞察が含まれている。広告・ジャーナリズム・コミュニケーション・都市論・政治の各分野に新しい見方を導入している。


マクルーハンは独創的で想像力に富んだ、とりわけ創意ゆたかな思想家である。彼に比べれば、シュペングラーは慎重に過ぎ、トインビーは想像力においておとっている」(D.マクドナルド)

マーシャル・マクルーハン
Marshall McLuhan
1911年、カナダのアルバータ州エドモントンに生れる。マニトバ大学で機械工学と文学を学んだ後、英国ケンブリッジ大学のトリニティー・カレッジに留学。F.R.リーヴィス、I.A.リチャーズを識る。帰米後1937年、カトリックに改宗、1942年、エリザベス朝の詩人トーマス・ナッシュについての論文で博士号を取得。アメリカのウィスコンシン大学セントルイス大学をはじめ諸大学で教鞭をとり、1946年にカナダのトロント大学教授となる。「スワニー・レビュー」や「ケニヨン・レビュー」などの諸雑誌に、数多くの文学研究論文を発表。1951年に最初のメディア論『機械の花嫁』を刊行し、この分野での独創的な研究に手を染める。1962年、西欧文化における活版印刷の影響を扱った大著『グーテンベルクの銀河系』を、ついで1964年に『メディア論』を刊行し、現代文明論・メディア論の先駆者となる。1980年トロントの自宅で死去。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

http://www.msz.co.jp/book/detail/01897.html


※過去のマーシャル・マクルーハン関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%A5%DE%A5%AF%A5%EB%A1%BC%A5%CF%A5%F3