Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

『「3.11キヲクのキロク」市民が撮った3.11大震災 記憶の記録』(NPO法人20世紀アーカイブ仙台)

内容紹介
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災により、壊滅的被害を被った 宮城県をはじめとする東日本。
この震災を、風化させることなく「市民が記録した写真を後世に残す」ことを目的に、3月22日から インターネット上で画像提供の呼びかけを致しました。 震災直後にも関わらず、多くの方から画像をご提供頂き、それらの画像をHPにアップしました。
被災した方ご自身に【映し残さなければ】という意識が働き撮影された数々の非日常の被写体。 報道写真とは異なる目線で撮られた写真には震災の大きさを物がたる惨状の他、震災後の町の 様子や生活を営む人々の姿も映されました。
震災から約1年。未だ復旧もおぼつかず、あの恐怖の体験は誰もが忘れたい記憶ですし、今はまだ必要のない資料かもしれません。 しかし、私達は「被災地責任」として、自らの震災体験を収集・保存・記録することで復興に 向けての一助になればと考え、この度多くの皆様のご協力のもと、記録集としてまとめることができました。
本書が復興までの道程の証として、また、将来役立つであろう記憶遺産としてお役に立てればと願っております。
この度の「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、被災された皆様が 1日も早く復興されることを心よりお祈り申し上げます。
(提供画像約18,000枚のうち約1500枚掲載)


主なコンテンツ
1.震災画像アーカイブ(市民が撮った震災記録写真) ・・・県内市町別に分け、皆様からご提供いただいた震災画像を カラーで掲載。(約250ページ)
2.テキストアーカイブ(震災体験記録) ・・・画像ご提供者の中から約50名の皆様の体験記録。(約50ページ)
3.震災関連新聞記事 ・・・河北新報の記事より震災関連の記事を抜出し、震災&復興記録と して掲載。(約20ページ)
4.歴史から見る3.11震災 ・・・沓形遺跡、貞観地震、慶長地震の記録を地層・文献から簡潔に読み解き。(約6ページ)
5.津波浸水エリアマップ ・・・宮城県内の津波浸水エリアを簡潔に紹介します。(6ページ)


著者について
宮城県仙台市の昭和時代を映した8ミリ映像や写真、音楽を活用した展示・上映会を開催。
3.11震災後は、震災アーカイブ活動の他、被災地に映画を届けるプロジェクト「シネマエール東北」にも参加し、昭和の映像・画像・音楽を活用した仮設住宅でのコミュニティ作り活動も行う。

http://www.amazon.co.jp/dp/4990506413


◎【「3.11」市民が撮った震災記録Web】
http://www.sendai-city.org/311.htm/