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福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「歴史的音源」2万6000件利用可能 京都府内の3図書館 - 京都新聞

 国立国会図書館関西館京都府精華町)は、主に1900〜1950年代の著名人の演説や邦楽など、デジタル化で保存された国内の「歴史的音源」を、全国の公立図書館へ試行的に配信するサービスを始めた。府内では京都市精華町の3図書館が導入し、希望者は各館内のパソコンで聴くことができる。

 歴史的音源は、日本レコード協会やNHKなどでつくる「歴史的音盤アーカイブ推進協議会」がデジタル化した、SP盤レコードなどに収録されていた歌謡曲や講談、浪花節など。

 国会図書館は協議会と契約し、東京都の本館や関西館のパソコンで聴けるサービスを昨年5月に始めた。

 公立図書館への配信は、音源をより広く公開するために実施。昨年10月から参加を募り今年3月末で通信環境が整った全国の図書館78カ所が利用する。

 提供中の音源は今年1月現在で約2万6千件。首相を務めた犬養毅の演説「新内閣の責務」(1932年)や、第2次世界大戦時に首相、陸軍大臣だった東条英機が読み上げる「戦陣訓」(41年)などもある。著作権の保護期間が過ぎた約600件は、国会図書館のホームページで公開している。

 府内では、府立図書館(京都市左京区)と京都市右京中央図書館(右京区)が今年1月から、精華町立図書館(精華町)が3月から導入。来館時に申し込むと無料で聴くことができ、各館は利用を呼びかけている。

 関西館は「2013年度中を目標に、約5万件の音源を配信したい」としている。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120414000044