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福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

メモ

ベネチア・ビエンナーレ国際建築展:報告 金獅子賞の日本館、「復興」を世界に問う 注目された「人間性」− 毎日jp(毎日新聞)

 先月29日に開幕した第13回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の国別参加部門で、55カ国のうち最高賞の金獅子賞を射止めた日本館。大災害時における建築の役割を、東日本大震災の被災地から問う内容だった。日本人建築家が活躍した前回展(10年)に引き続き、その存在感が際立つ展覧会となった。【永田晶子】

 木立の中、各国館が点在するジャルディーニ(公園)会場。一角に建つ日本館に入ると、木の香りが漂う。津波の塩害で枯れた杉丸太が林立し、間に建築模型がびっしり並ぶ。四方の壁面には、岩手県陸前高田市のパノラマ写真。街が押し流された被災地の光景を伝える。

 テーマは「ここに、建築は、可能か」。震災後「建築をゼロから見直そう」と考えた建築家の伊東豊雄さん(71)がコミッショナー(展示責任者)として企画した。乾久美子さん(43)、藤本壮介さん(41)、平田晃久さん(41)の若手建築家3人と、陸前高田市出身で写真家の畠山直哉さん(54)が参加し、同市に集会所を設計。展示はその着工までの過程を映像も交え、ドキュメンタリーふうに見せた。

http://mainichi.jp/feature/news/20120911dde018040010000c.html