Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

[通信アジア] : ネタ切れ?―光州と釜山のビエンナーレ = 黒田雷児 - Art Annual online

『Art in Culture』2012年11月号のイ・ジュンによる記事によれば、韓国は世界有数のビエンナーレ多産国である。よく知られた光州と釜山のほか、ソウル(メディア・アート)、光州(デザイン)、清州(工芸)、京畿(陶磁)、仁川(女性)、大邱(写真)、錦江(自然)、昌原(彫刻)というジャンル・テーマ別ビエンナーレがあり、公共美術の安養や、今年から始まった科学をテーマにした大田の「プロジェクト」を含めれば10を超える。しかしもともと現代美術にはあらゆるジャンル・テーマが含まれるわけだし、屋内空間メインの展示では都市の歴史や特性を生かした差異化はむずかしい。老舗の光州さえ9回も続くと、展覧会の手法もネタ切れになってくるのではないか―前述の記事でいう「方法論の常套化、ビエンナーレ疲労感」である。

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