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福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

死者を呼び出し、送り返すこと──シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!」レポート 福住廉(美術批評)2009年12月15日号 - 美術館・アート情報 artscape

 2009年11月15日、水戸芸術館コンサートホールATMで、国際シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!」が開催された。同館現代美術ギャラリーで1月24日まで催されている「BEUYS IN JAPAN:ボイスがいた8日間」展の関連企画である。6時間を超える長大なシンポジウムは、まずヨーゼフ・ボイスとともに伴走してきたギャラリスト、レネ・ブロックと、ハンブルガー・バーンホフ美術館チーフ・キュレイターのオイゲン・ブルーメによる基調講演ではじまり、その後両名をまじえたパネル・ディスカッションが続いた。そのうち「消費社会とユートピア」をテーマとした前半は、モデレーターとして四方幸子(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]特別学芸員)、パネリストに仲正昌樹(金沢大学教授)、毛利嘉孝東京藝術大学准教授)、山本和弘(栃木県立美術館シニアキュレイター)が、そして「アクションは生きているか?」と題された後半は、モデレーターに木幡和枝(東京藝術大学教授)、パネリストとして椿昇現代美術家)、白川昌生(現代美術家)、小田マサノリ/イルコモンズ(民族学者、アクティヴィスト、元・現代美術家)が、それぞれ登壇した。

http://artscape.jp/focus/1210808_1635.html