ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach, 1804年7月28日 - 1872年9月13日)は、ドイツの哲学者。青年ヘーゲル派の代表的な存在である。刑法学者のアンゼルム・フォイエルバッハの四男。
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの哲学から出発し、のちに決別。唯物論的な立場から、特に当時のキリスト教に対して激しい批判を行った。また現世的な幸福を説くその思想は、カール・マルクスやフリードリヒ・エンゲルスらに多大な影響を与えた。マルクス的観点から見た哲学史では、ヘーゲルとマルクスの橋渡しをした人物としてその名を見ることができるが、近年[いつ?]のフォイエルバッハ研究では、マルクスには解消されないフォイエルバッハ独自の可能性が指摘されている。