<1918年の出来事>
ドイツが休戦協定に調印し、第一次世界大戦が終わる
ヨーロッパでスペイン風邪が大流行、戦争の終結を早める
アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンが国際連盟の樹立と民族自立をうたった十四か条の平和原則を提案
ドイツで革命が起き共和国宣言
ポーランドが独立し共和国となる
チェコスロバキアが独立宣言(トマーシュ・マサリク大統領)
英軍がダマスカスを占領
<音楽>
「本当のアメリカのフォークソングはラグタイムだ!」ジョージ・ガーシュイン(ミュージカル「レディーズ・ファースト」より)
<映画>
「人類の春」(監)D・W・グリフィス(出)リリアン・ギッシュ
「世界の心」(監)D・W・グリフィス(出)リリアン・ギッシュ、ドロシー・ギッシュ
「間の入江」(2色加色混合法によるアメリカ初の長編色彩劇映画)
<美術>
リヒャルト・ヒュルゼンベックが「ダダの夕べ」を開催
児童雑誌「赤い鳥」創刊(鈴木三重吉)
<文学、思想>
「狂人日記」魯迅
「西洋の没落」オスヴァルト・シュペングラー
<1918年という年>
「革命後のフランスにはなにが起こっただろう?『革命の結果国内は大きく揺れ、やがてそこから独裁者が登場する』である。革命後のフランスに起こったことが、そのままこの地にも訪れる。ドイツのヒトラー、イタリアのムッソリーニ、ソ連のスターリン・・・国内の混乱の中から独裁者が生まれる。彼らは”一世紀ほど遅れて来たナポレオン”なのである」「第一次世界大戦は『利益を求めた国家間の戦争』だったが、その後の第二次世界大戦は”思想戦”になった。侵略戦争を仕掛ける側は自分たちの”正義”を訴え”理想”を唱えた。これに対する連合国軍も『ファシズムからの解放』という思想を掲げる・・・」
橋本治著「二十世紀」
<1918年の物故者>
ウィリアム・H・ホジスン(恐怖小説作家「異次元を覗く家」など)
エゴン・シーレ(画家)
グスタフ・クリムト(画家)
クロード・ドビュッシー(作曲家)
ニコライ二世(ロシア帝国最後の皇帝)
フェルディナント・ブラウン(物理学者、ブラウン管の発明者)
www3.ocn.ne.jp/~zip2000/1918.htm