Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui http://fknb291.info/

小野博さんのブログより

◇ Collateral Murder - Beautiful Cloud Amsterdam

きっと彼女もバグダットからアムステルダムに来て、段々トマトの味が濃くなってきたなあとか、C1000がAlbert Heijnになっている!とかの方が日常になってきているともいますが、なにかを見てきたり、体験したりというのは間違いなく今の日常の生活の平和さをぼくより感じているとは思います。


春になって陽射しが強くなった青空を眺めながら、ここにはミサイルは落ちてこないのねとか、アメリカのアパッチ(軍用ヘリ)とか飛ばないわね、とか。


そういうわけで、ちょっとショッキングな映像ですが、イラクのロイター通信記者がアメリカ軍のアパッチに武装勢力と勘違いされ、巻き添えで撃たれる映像です。アメリカ軍の通信も同時に入っているのですが、その話している内容は戦争が日常になった人達です。少しふざけているように聞こえる箇所もあるかもしれませんが、きっとそれは救急車の職員が向かう場所は全て深刻であるけど、それが彼らの日常であるわけです、ふざけたことを言っていると思うかもしれませんが、それは搬送される人が一生で数回しか乗らない非日常の深刻な状況だからです。彼らは人を殺す為に撃つわけですが、怖いものでそれが日常になっているわけです。そしてまあ撃っている彼らはイラク人が全て敵に見えるパラノイアの状態になっているわけです。以前紹介した映画『The Hurt Locker』に彼らのパラノイアっぷりと、そのパラノイアを助長するイラクの状況が描かれています。このアメリカ軍の行動は絶対に肯定されるものではありませんが、完全に否定できるものでもありません。この映像を見て思うのは、まさにアメリカのイラクに対しての軍事行動の構造と、この映像のアメリカ軍の軍事行動の構造と符合するってことです。まあ色々アメリカのイラクへの軍事行動の理由はあるそうですが、きっと国民レベルではこんなノリだったかなと。

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◎ Beautiful Cloud, Amsterdam
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