Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

[通信アジア] : ネタ切れ?―光州と釜山のビエンナーレ = 黒田雷児 - Art Annual online

『Art in Culture』2012年11月号のイ・ジュンによる記事によれば、韓国は世界有数のビエンナーレ多産国である。よく知られた光州と釜山のほか、ソウル(メディア・アート)、光州(デザイン)、清州(工芸)、京畿(陶磁)、仁川(女性)、大邱(写真)、錦江(自然)、昌原(彫刻)というジャンル・テーマ別ビエンナーレがあり、公共美術の安養や、今年から始まった科学をテーマにした大田の「プロジェクト」を含めれば10を超える。しかしもともと現代美術にはあらゆるジャンル・テーマが含まれるわけだし、屋内空間メインの展示では都市の歴史や特性を生かした差異化はむずかしい。老舗の光州さえ9回も続くと、展覧会の手法もネタ切れになってくるのではないか―前述の記事でいう「方法論の常套化、ビエンナーレ疲労感」である。

http://www.art-annual.jp/column-essay/essay/12552/

島根県、82集落が無住化に - 中国新聞

 島根県で戦後、人が住まなくなった「無住化集落」が少なくとも82集落に上ることが、島根大の作野広和准教授(人文地理学)の調査で分かった。うち7割の57集落は、過疎が行き着く先の「自然消滅」。作野准教授は中国山地の過疎の引き金として、高度経済成長と1963(昭和38)年の「38豪雪」を挙げている。

 県が発行する地名鑑の47年版と2006年版を比べ、さらに現地調査などを加えた。県全域を対象とし、半世紀のスパンで集落の実態を追った調査は全国的にも珍しい。

 無住化の原因を探ると、57集落が「自然消滅」だった。集落から人が消えた時期は完全にはつかめなかったものの、作野准教授は50年代半ばからの高度経済成長期が発端と位置付ける。時を同じくしての38豪雪。山間部から都市部に多くの人が流れ、家族で古里を離れる「挙家離村」という現象も起きた。

 過疎はその後も続いた。「踏みとどまった人も老いを深め、近年はさみだれ式で無住化が進んでいる」と、作野准教授は分析する。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301150062.html