Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

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N.Fの日記

2005年12月15日
03:13 写真新世紀2005
に、行ってきました、先日の日曜日。
展示最終日のラスト1時間でした。

まず、去年の準グランプリ2人。
う〜ん。グランプリ該当者なしだったのが頷けるような。

次、2005年度優秀賞とグランプリ。
http://www.pg-web.net/off_the_gallery/papery/2005/Nov_2005.html#sinseiki
と、ほぼ同様の感想でしたが、
気になったのが優秀賞の西野壮平さんと梶岡禄仙さん。
2人の作品には、そこそこ時間をかけました。
前者は構成要素を実に大胆に、というか説明的に扱いながら、
世界視線とかGoogle Earthといったことへの目配せはなく、
単純におもしろさで作っているように感じられ、
それはそれでありなんだろうけども、
その物見遊山的な説明が所々でうまくいっていないように思える
「広島」なんかが逆におもしろく、
後者は新鮮味はまったくないものの、安心して、
そんなに飽きることもなく見続けることができ、
ところどころで個性を覗かせつつ全般的には
ちょっと気の利いた写真撮り的なテイストに終始しながらも、
傾向と対策ばっちり森山大道選って感じでした。
でも、梶岡禄仙さんはとにかく柔軟に何でも撮ってそうなので、
今後いろんなまとめ方をしてきそうです。動向に注目。

ここまでで40分経過。最後に佳作。
持ち時間が少ないので、話題の「豚」、渡辺一城さんのブックと、
鈴木心くん、岡正也さんのブックのみを見ることにしました。

渡辺さんの「豚」は壁に貼った1点の写真が
あれで良かったのかどうか、岡正也さんの樹海の死体と同じで
キヤノンの検閲が入ったのかもしれませんが、
ブックの完成度高し、ちゃんと商品のように製本されて
写真集の体裁になっていて、内容的にも表紙の色合い的にも
ダミアン・ハーストの作品集とややかぶるように感じられ、
豚の誕生と成長と性と死と懐胎と解体のおはなし、
解体シーンはあの見せ方でいいのかどうか
これも意見が分かれそう、でもとても良かったです、はい。
もう1度丹念に見てみたいです。
鈴木心くんのブックはすでに見ていたので、
憶えているカットばかり、以前見たときに感じたのと同じで、
「wallow」「sonar」と比べると、幾分閉じた世界に
なってしまったような印象を受けてしまうところが、
今後ちょっと気がかりで、でもまあ、実力派だし、天才なので、
撮影に割ける時間さえあれば、まあ大丈夫だろうし、
来年のひとつぼ展のグランプリ展示に期待です。
岡さんのブックを見ることができたのは、なかなかの収穫で、
いくつかの写真で、ひょっとしたら中平卓馬的な資質が
あるのではと思い、ただ、時間がなくて、
かなり駆け足になってしまったのが残念、
警備員のおじさん急かすなよ、おい、見てんだから、
という状況、もう1度ちゃんと見ておきたいですね。

あと、田村俊介くんが「ウラ」をまた開催していたようです。
http://d.hatena.ne.jp/shunsuketamura/20051202
http://d.hatena.ne.jp/shunsuketamura/20051204
http://homepage.mac.com/shunsuketamura/
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=24320979&owner_id=202322


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2005年12月15日
19:30

N.F
※梶岡禄仙さんのウェブサイト「NO digital」
http://www.digikazi.com/


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