◇ 陽気なテレビ・コンテンツ化社会が世界を回す(前編) - 犬にかぶらせろ!
こんなあからさまな差別が許されるのかと言えば、スポーツ、競技としてはアウトだろう。ただし、テレビコンテンツとしては当たり前と言えるだろう。これがテレビのバレーボール中継の現状だ。亀田兄弟やワールドカップの時間変更などこれらに比べればかわいいもんだ。
ここまでの話でいいたいこととは、単に不公平やヤラセが蔓延しているということではない。いや、ここまでの話はジャブだ。本当にいいたいことは、詳細は後半に譲るが、民放テレビが従来の広告モデルを離れ、コンテンツビジネス、知財ビジネス化を進めることで、コンテンツの崩壊が起こっているということ。いまのテレビは抱える問題はTV-CMの崩壊などといったものではなく、むしろテレビ番組自体の崩壊だ。亀田兄弟にブーイングが浴びせられるのもその一端だ。
そのテレビのコンテンツビジネス化については後編で。チャンネルはそのまま!
http://mirror-ball.net/2006/12/post_89/
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http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20061226/book