Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

パソコンの歴史 1983年 - 超高層ビルとパソコンの歴史

NEC PC-100シリーズ発売(10月13日発表)

CPU  8086/7MHz
RAM  128KB
VRAM  128KB
FDD  5インチ2D*1ドライブ(model10) /2ドライブ(model20/30)
グラフィック 720*512*512色中16色(model30)
サウンド  -
備考  本体 model10 398,000円
model20 448,000円
model30 558,000円
 専用カラーCRT 198,000円
  (PC-KD651)


1983年〜1984年当時の販促品ステッカーシール 画期的な高性能なマシンでした。フロッピーが360KB(MS-DOSフォーマットのため320KB ではない)と「PC-9801F2」と比べて中途半端なところもありましたが、720×512ドットのグラフィックス、画面を縦横どちらでも使える設計、最初からMS-DOS上ですべて作動するソフト、 「マルチプラン」、「JS-WORD」標準装備、マウス標準装備など非常に贅沢なマシンでした。 そうそう「ロードランナー」まで付いていました、「ロードランナー」までがマウス対応だったんです。
 私はこのマシンを見たとき大変な衝撃を受けました。NECの底力に驚くばかりでした。絶対このマシンが主力になると思いました。しかし現実は違いました身内の「PC-9801F2 」に完敗しました。価格が高すぎたから?それとも時代の先を走りすぎたからでしょうか?しかし全く無駄だったわけではありません。そうです標準装備の「JS-WORD 」は、その後「一太郎」として大きく羽ばたいていくのです。ちなみに本体は「PC-8201」と同じく京セラのOEMでした。
 最上位機種のモデル30+純正カラーCRT+「PC-PR201」(漢字プリンタ)の3点セットが売れると実売で100万円近くなり、その日の個人予算達成するためゴールデンセットと勝手に呼んでいました。 なぜか売れるのはモデル30ばかりでした。結局「PC-100」を買う方は高度なグラフィック機能に惚れていたので、他の2モデルは対象外だったのだと思います。ただ高級感あふれる 「PC-100」ですがキーボードが「PC-8801mk?」とやたら似ていて安っぽかったのは気のせいでしょうか?キータッチもそっくりでしたし・・・・

★「PC-100」にはマウスの関連かどうか知りませんが、ネズミのキャラクターが存在していたのを知っていますか?クリップやシールなどいろいろ販促品がありました。ほとんど捨ててしまいましたがステッカーシールだけは今でも持っていました。

http://www.eonet.ne.jp/~building-pc/pc/pc1983.htm
http://www.eonet.ne.jp/~building-pc/index.htm
マウスに初めてさわったのは、Macintoshでも、X68000でもなく、PC-100でした。
もちろん電気店パソコンショップマイコンショップ)で。