しかし出版敗戦の現実は昨年から新しい局面に入ったと思われる。それは本クロニクルでも一貫して言及してきた雑誌の凋落と広告収入の激減であり、雑誌を柱とする大手出版社を直撃し、月次の赤字が深刻になってきているようだ。今年は昨年よりもさらに多くの雑誌の廃刊、休刊に見舞われることだろう。近代出版流通システムは雑誌を中心にして立ち上がってきている。したがって雑誌の凋落は出版社のみならず、取次、書店にも多大な影響を及ぼすであろう。いよいよ後のない状況へと出版業界全体が追いこまれたことになる。
http://www.ronso.co.jp/netcontents/chronicle/chronicle.html
◇ 出版不況 - Blog (Before- & Afterimages)
http://news.before-and-afterimages.jp/C1884801429/E20090214230517/index.html
田中純さんのブログ(サイト)より。