Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「音楽家 大友良英を定点とした ある体系の観察記録」

◇ KIKOE | Chikara Iwai

KIKOE / 2009 / Japan / Color / DV / 99min
Produced, directed, edited, camera & interviewed by Chikara Iwai


"A document of a system observed from a fixed point, and the point is the musician Otomo Yoshihide. It is a gesture, arbitrary yet perfect, as though connecting stars with lines and giving a name to the constellation."

http://www.kikoe-otomo.com/


◇ Film - International Film Festival Rotterdam 2009 - IFFR
http://www.filmfestivalrotterdam.com/professionals/film.aspx?ID=6f704c21-9ce6-4a33-9a7f-33595486f409


◇ Chikara Iwai - Work

「音楽家 大友良英を定点とした ある体系の観察記録
それは星と星を線で結び 星座を形作り 名前を与えるような身勝手で完璧な仕草である」

監督、制作、編集、撮影、インタビュー:岩井主税
翻訳:木幡和枝、尾崎薫子、ペトル・ホリー、クリストフ・シャルル
整音:近藤祥昭、大友良英、葛西敏彦
配給: スローラーナー(日本)
2009年/日本/カラー/DV/ステレオ/99分

撮影時間:500時間
提供素材:映像:沼山良明、植村昌弘、近藤祥昭、Anders Edstrom & CW Winter、生西康典
     写真・他資料:大友良英、クリストフ・シャルル、杉本拓
出演: 大友良英菊地成孔大谷能生、DJスプーキー、ヤン・シュヴァンクマイエル宇波拓、Mattin、飯村隆彦、足立正生ジョナス・メカス田中泯山本精一PHEWジム・オルーク巻上公一芳垣安洋高良久美子水谷浩章、植村昌弘、杉本拓、山塚EYE、カヒミ・カリィ浜田真理子、SachikoM、フアナ・モリーナ、さがゆき、伊集加代、一楽儀光、中村達也吉田達也、加藤英樹、ナスノミツル灰野敬二吉田アミ、ユタカワサキ、梅田哲也、中村としまる、秋山徹次、山内桂、イトケン、HairStylistics、秋田昌美、トリスタン・ホンジンガ−、刀根康尚飴屋法水、煙巻ヨーコ、江藤直子、青木タイセイ石川高津上研太、近藤達郎、栗原正己、宝示戸亮二、大蔵雅彦島田雅彦、アルフレッド・ハルト、アクセル・ドゥナージョン・ゾーンビル・ラズウェル、モリイクエ、クリストフ・シャルル、カレン=ブルークマン・ベイリー、ブリュンヒルト=マイヤー・フェラーリ、クリスチャン・マークレー、フレッド・フリス、ボブ・オスタータグ、カール・ストーン、ジョン・ローズ、ジャジージョイス、木幡和枝、椹木野衣、平井玄、副島輝人佐々木敦、音遊びの会、Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra、Ground-Zero、Novo Tono、I.S.O.、COSMOS、Incapacitants、sim、optrum、DJ TRANQUILIZER、、、他多数(順不同)

http://www.wordpublic.com/chikara/work/index.html
http://www.wordpublic.com/chikara/


ロッテルダム国際映画祭で満員御礼の好評ぶり!ミュージシャン大友良英のドキュメンタリー - シネマトゥデイ
http://cinematoday.jp/page/N0016728


大友良英ドキュメンタリー映画が国際映画祭に出品 - ナタリー
http://natalie.mu/news/show/id/13019


◇ 岩井主税くん おめでとう! - 大友良英のJAMJAM日記

2005年から2007年までの丸3年間、どこにいくときもカメラをもってオレにびったり付きまとっていた映画監督の岩井主税が、オレにまつわるドキュメンタリー映画「KIKOE」を丸4年以上かけてたったひとりで完成させ、その上なんとロッテルダム映画祭で絶賛されているらしい。


映画の中でジム・オルークがこんな発言をしてる

「自分自身のことは多少は他人より知ってると思うけど、でも自分が他人からどう見られているのかは、自分ではわからないしね」

最初岩井監督に自分自身のドキュメンタリーを見せられたときの率直な感想は、まさにこれ。

録音された自分の声が好きになれないのとまったく同じような感覚で、正直困惑しまくった。ましてや、この中には彼が掘り出してきたこの20年間の映像がふんだんに使われていて、恥ずかしい気持ちもあって、正直目を覆いたい衝動にかられたのも事実。


記事で岩井監督が言っている。

 「ドキュメンタリーは正確なモノ、信ぴょう性のあるモノとして認識されてますが、結果的には作り手によって構築されるもの。なのでこれは大友さんのドキュメンタリーだけど、僕の視点で描いた、僕の作品だと思ってます。菊地成孔さんたちにもあえて大友さんに関する質問はせず、音楽家の映画とは何か? などを尋ねています。大友さんと関係のある人たちがどんな人物なのかを見せることで、大友さんのパーソナリティーを引き出せたらと思いました」

オレが他人にどうおもわれているのかなんて、あまり考えたくもないけど、でもこの作品を何度も見せられていくなかで、ひとつだけ思ったのは、この映画は、オレどうこうってことではなく、なにかとてつもないエネルギーをもったこの20年間のわたしのまわりで起こった音楽シーンの貴重なドキュメンタリーになってるということと、もうひとつ、もっと大切なのは、そんなシーンのことどうこうなんて関係なく、これまでにはない素晴らしいドキュメンタリー映画だってことだ。

http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20090129


◇ [KIKOE] - スローラーナー
http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/searchdiary?word=%2a%5bKIKOE%5d
http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/


◇ スローラーナー(SLOW LEARNER)
http://www.slowlearner.co.jp/
サーバ落ちなのか、現在アクセスできないようです。

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>>>大友良英『MUSICS』(岩波書店
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080626#p5


※過去の大友良英さん関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%c2%e7%cd%a7%ce%c9%b1%d1


>>>ドキュメンタリー映画「AA」〜音楽批評家・間章
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20061112#p3