Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

Flipper's Guitar(小沢健二さん&小山田圭吾さん)のラジオ番組「マーシャンズ・ゴー・ホーム」

◇ Martians Go Home - Néojaponisme

1991年の10月に突然解散してしまったのにも関わらず、フリッパーズは日本のインディーズそしてポピュラーミュージックを20世紀末まで導いた音楽の新しい基準、もしくは新しい音楽辞典(又は音楽教科書)的な物を作り出した伝説のバンドである。独自のアルバムやシングル以外にも、小山田と小沢は毎月『宝島』に掲載された連載コラムや、FM Yokohamaにて毎週オンエアされていた30分間のレギュラーラジオ番組「マーシャンズ・ゴー・ホーム」を通して当時の音楽センスに多大なる影響を与えていた。考えてみると、まだ22歳の生意気な(しかもマネジメント会社にも正式に所属していない)若者二人に番組の舵をまかせるのはかなりのリスクを伴うことだっただろう。けれども、日本一の外国音楽オタクであった彼らは、次々とリスナー達に斬新かつ多様な音楽ジャンルを紹介していたったのだ。そのなかにはイギリスのネオ アコースティック、60年代のジャズ・グルーブ、サイケポップス、ファンカラティナ、マッドチェスター、そしてもちろん彼らのインディースバンド仲間なども含まれていた。アメリカの80年代の音楽革新の普及を促せたカレッジ・チャートまでのスケールには及ばないが、「マーシャンズ・ゴー・ホーム」は日本の一世代を「教育」したという面では、それと同じような役割を果たしたといえるだろう。

http://neojaponisme.com/2008/01/30/martiansgohome/


◇ Martians Go Home 2/3/4/5 - Néojaponisme
http://neojaponisme.com/2008/02/05/martians-go-home-2/
http://neojaponisme.com/2008/02/08/martians-go-home-3/
http://neojaponisme.com/2008/02/15/martians-go-home-4/
http://neojaponisme.com/2008/02/29/martians-go-home-5/


◇ Interview with Emori Takeaki - Néojaponisme
http://neojaponisme.com/2008/05/26/interview-with-emori-takeaki/
江森丈晃さんインタビュー。

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>>>「P’」〜「BOOGIE BACK」〜「MASS vs CORE」
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080920#p2


>>>P問題@WANTED!(TOKYO FM 2005年11月3日)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20081031#p11


>>>CORNELIUSコーネリアス小山田圭吾さん)関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20090519#p6


>>>中原昌也北方謙三石田衣良が挟み撃ち!?
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080304#p2