【7月18日 AFP】世界的に有名な戦争カメラマン、ロバート・キャパ(Robert Capa)がスペイン内戦中に撮影した、背中に銃弾を受けた兵士が倒れる瞬間をとらえた「崩れ落ちる兵士(Falling Soldier)」が、「やらせ」だったとスペイン紙ペリオディコ(El Periodico)が17日、伝えた。
ペリオディコ紙は調査結果として、当時、戦闘がなかった場所でキャパがこの写真を撮影したと伝えた。
この写真はこれまで、1936年9月にスペイン南部アンダルシア(Andalusia)のセロムリアーノ(Cerro Muriano)で撮影したとされてきた。
これに対し、ペリオディコ紙は、実際の撮影場所が約50キロメートル離れたエスペホ(Espejo)付近だったとして、最近撮影されたエスペホ付近の写真と、問題のキャパの写真などを並べて説明し、地形がそっくりであると主張した。
最も象徴的な戦争写真の1つとされるこの写真は、長年論争があり、キャパの支持者が「やらせ」ではないと主張する一方、「やらせ」でないとすれば完璧すぎるといわれてきた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2622243/4370493
写真の由無し事(id:tamaotto)経由。
捏造疑惑も何もロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」がセットアップで撮られたものだというのは、
周知の事実だったと思っていたのですが。。。
それはさておき、“最も象徴的な戦争写真の1つとされるこの写真は、長年論争があり、
キャパの支持者が「やらせ」ではないと主張する一方、「やらせ」でないとすれば完璧すぎるといわれてきた。”
という一文がバカすぎると思いました。本当にそういうふうにいわれてたんでしょうか?
いずれにしても、“「やらせ」でないとすれば完璧すぎる”などという主張は無意味です。議論になってません。
◇ Robert Capa, caso abierto - El Periódico de Catalunya | Cultura+Espectáculos
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=46&idioma=CAS&idnoticia_PK=626979&idseccio_PK=1013
◇ キャパ『兵士の死』に捏造疑惑 - 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009071802000227.html
◇ キャパ出世作に疑義、「崩れ落ちる兵士」場所違う? スペイン紙 - NIKKEI NET(日経ネット)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090719STXKG010818072009.html