ストマジェンは、雑草から作物や樹木に至る多種多様な植物がもっている普遍的な因子であり、植物のペプチドホルモンとも言えるでしょう。植物に与えるだけで気孔の数が増えることから、遺伝子組み換えに頼ることなく、様々な植物のCO2吸収能力を上げることが可能になります。
現在、CO2削減が私達が抱える大きな社会問題になっていますが、本研究の成果はこの問題を解決するための鍵を与えるものです。また、CO2吸収が増えるとデンプンや油の物質生産量も上がりますので、世界的な人口増加による食糧不足問題解決への貢献も期待できます。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091210_1.htm