Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

Amazon.co.jp: マネー崩壊―新しいコミュニティ通貨の誕生: ベルナルド リエター, Bernard A. Lietaer, 小林 一紀, 福元 初男, 加藤 敏春: 本

内容紹介
いま世界では、国家が発行する通貨とはまた別に、1900を越えるコミュニティが独自に通貨を発行し始めている。この本では、それがいかに雇用を生み、温もりのある共同体、地球の存続性を促進しているかを明らかにしている。


著者からのコメント
競争と協働、バランスを説く 競争の時代だという。 私やあなたの価値はグローバルマーケットが決め、この経済で勝ち残れなければみじめな負け組になる。しかし、その競争だけで豊かさは成り立たないと私たちは感じている。情報革命に支えられた経済成長の裏で、環境破壊は着々と進んでいる。情報と一体化したマネーは世界的な金融危機をちらつかせ我々をふりまわす。高齢化社会が進み、若い人も年寄りもやりくりが大変になる。そして10代の子どもが周りと関係を築けず、また“きれる”。これらの問題は必ずしも競争では解決せず、むしろ協働作業を必要としているのだが、それはなかなか進まない。この社会そのものの関係性が希薄になり、“きれ”つつあるようにすら感じられる。それどころか、メディアから絶えず流れる情報の中で、何が解決し、何が解決されていないのかすらもはっきりしない。私たちは自分自身を本当にコントロールしているのかどうか自信を失いつつある。


本書はこのような状況にある私たちに対して、シンプルかつ力強い洞察を提供してくれる。「私たちは、競争だけでなく協働も必要なのだと気付いている」「マネーが資本主義の中枢神経」であり、私たちは実は「どのような関係をお互いに築きたいか」によって、「そのマネーをデザイン(設計)する」ことができるという。そして「協働を促進するタイプのマネー」を通して社会のバランスを回復するのだ。競争と協働のバランスをとること、これこそが「右より」でも「左より」でもない、私たちに課せられた「前へ」のチャレンジなのである。


発売から数ヶ月たち、反響は既存の線引きで捉えられない分野から聞こえている。金融界ではVISA会長、福祉・ボランティアの分野では堀田力氏をはじめ、ボランティアに携わる市民、世界銀行役員、第三世界の持続可能な開発に携わる国連職員など様々な職種の方から、「目を開かれた思い」「ワクワクする」との声が寄せられた。21世紀における新たな協働へのフロンティアは目の前にあり、そこにはお金も実績もない一人の個人も参加できる。つながりはきれていない。それどころか、新しいかたちのつ ながりが始まっている。(日経金融新聞12月6日『行間を語る』掲載)

http://www.amazon.co.jp/dp/4818813052


社会保障の「解」〜お金の問題を解決しない限り社会保障は永遠に解決しない - 社会保障研究所
http://www.social-security-institute.com/mt/2009/10/post-8.html