Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

日埜直彦さん(http://hino.nu/)のツイッターより

◇ 日埜直彦 (naohikohino) on Twitter

@SeiHayashi コールハースにとって啓蒙主義とは工学的なもんなんだね。リスクエンジニアリングを組み込んだテクノロジー。だから原子力啓蒙主義。それに抵抗するのは反近代で終末論的とバッサリ切断。前者はザッハリヒカイトに直接連結し、きわめてオランダ的な彼の指向を導く。
9:50 PM Jan 24th from web SeiHayashi宛

@SeiHayashi これは普通の考えではない。啓蒙主義というのは多かれ少なかれヒューマニタリアンなものだけど、そんなことコールハースはおかまいなしなわけだ。
9:52 PM Jan 24th from web SeiHayashi宛

@SeiHayashi まぁかいつまんで言うと、啓蒙主義というのは本来デマゴギーを倒すという伝統の上で脱神学的指向なわけですね。神じゃなくてヒト,絶対王政からフランス革命。その伝統から啓蒙主義というのは人間の能力の有限性と理想の実現を合理主義によって結びつけようとする。
4:41 AM Jan 25th from web SeiHayashi宛

@SeiHayashi 工学というのはその意味で合理主義なんだけど、ヒトの有限性をリスクエンジニアリングによってコントロール出来ると考える。これは啓蒙主義とはかなり異質な発想。エンジニアリング出来ないからこそ例えばカントの問題があったわけで。
4:45 AM Jan 25th from web SeiHayashi宛

@SeiHayashi エンジニアリングは悟性の範疇にあり、それでは十分ではないというのが啓蒙主義の前提。結局、コールハースの二分法は、啓蒙主義の一部を突出させた少し奇異なものに見える。だけど、にもかかわらず、それはそれで彼なりに筋が通っているのだなぁ。
4:49 AM Jan 25th from web SeiHayashi宛

@SeiHayashi ところがこのリスクエンジニアリングと、ホメオスタシーを付き合わせてみると、現に世界がそうなっている程度には弥縫出来ちゃうかもしれない、というのが最近個人的に面白いなぁと思っている論点で、これの糸口が中谷さんにお誘いいただいた『建築雑誌』二月号で出てきます。
4:53 AM Jan 25th from web SeiHayashi宛

http://twitter.com/naohikohino


※過去の日埜直彦さん関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%c6%fc%c7%b8%c4%be%c9%a7