Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「日展」「デパート展」関連メモほか

日展が未だに“官展”と言われる理由

 日展の前身は、明治39年の『第1回 文部省美術展覧会(いわゆる文展)』です。慣例的に国(朝廷)が主催する展覧会のことを“官展”と呼んでいますが、現在の日展は社団法人であり「民間の一美術団体」に過ぎません。その「(社)日展」が未だに“官展”と揶揄されるのにはシッカリした理由があります。つまり、その運営は『日本国からのお墨付き』を戴いた常務理事たちに依って成されいるのです。今回は良くも悪くも“日本画壇の大本山”である「(社)日展」内の“ヒエラルキー〔階級〕”と“国との関係”について見てみます。

日本芸術院”は我が国唯一の政府直轄による、いわば『芸術の殿堂』です。つまり日展のトップ人事には“国の芸術院制度”が深く絡みあう仕組みになっているのです。トップ人事に「国の意向」が反映されるのであれば…やっぱり『官展』ですね。
 東京都美術館では毎年11月2〜24日の会期で『日展』が催されます。例の如くキャプションには会友から顧問まで「複雑な階級」が記されていますが、上記を参考に「画家の足跡」を推理してみては如何でしょう?。一風変わった愉しみ方が出来ると思います。

http://www.k2.dion.ne.jp/~suisai/ippei-915.html


◇ 12月22日(水) - 小渕総理の一日

1:29 総理府。内閣及び総理府永年勤続者表彰式。
11:50 官邸。
11:54 日本画家の関主税・日展理事長らとともに官邸に飾る絵画の選定。
12:46 公邸。
15:13 官邸。
15:15 野上義二外務省外務審議官

http://www.kantei.go.jp/jp/obutiphoto/1999_11_calender/11_2.html


◇ 11月2日(火) - 小渕総理の一日

18:00 東京・港区のホテル。第6回「読売国際協力賞」贈賞式に出席。
18:29 東京・千代田区のホテル。第31回日展オープニングパーティーに出席。
21:26 官邸。
21:27 公邸。

http://www.kantei.go.jp/jp/obutiphoto/1999_11_calender/11_2.html


◇ スクラップ--2002年5月 - アートボン

05/05 旧官邸美術品お蔵入り
首相官邸の始動と旧官邸の改装に伴い、旧官邸にあった美術品の大半が新官邸の倉庫にお蔵入りすることになった。美術品は、政府所有の27点と日展入賞作品など借り上げ品34点がある。


新官邸はガラス張りが多く、絵画を展示する場所がないそうです。美術品の中には、横山大観の「耀八紘(はっこうにかがやく・題材は富士山)」や、池上秀畝の「鷲」などが含まれているとのこと。

http://park5.wakwak.com/~birdy/scrap/scrap02/s0205.html


◇ 和田事件始末3(美術商から美術界を覗く) - ART TOUCH 美術展評

 日本の画商組合がどうなっているのか、これも落合莞爾の「天才画家佐伯祐三真贋事件の真実」で東京美術倶楽部のことを読んだぐらいで、他はあまり知らないのだが、丁稚氏が勤める美術商は、どうやらギャラリーは持たず、デパートの外商部とタイアップしての訪問販売が中心のようで、その苦労話は、価格からいっても自動車のセールスマンの苦労話と似ているのはしかたないが、それにしても、一応は美術品の絵が、セールスマンの誠意で売れるとはいささか驚きだ。

 客は絵には関心がないのか。おそらく販売する作品は丁稚氏がブログにアップしているような日本画が多いのだろうが、実際に見てないので何とも言えないが、モニターで見る限りは、新聞の全面広告に出ている通信販売の絵に似ている。

 和田事件に関しては、初めは、盗作かどうか判断するのは困難と言いながら、あとで、噂があったのだから事情は異なるとお詫びをしている。丁稚氏は和田の作品を扱っていたわけではないのだから、しかたないことだし、このことで、画商といってもいろいろあること、そてぞれ扱っている作家によって情報交換がスムーズにいっているわけではないことが判る。
 おそらく、和田義彦は、デパートの外商部とは違う販売ルートなので、丁稚氏は名前を知らなかったのであろう。それなら、絹谷幸二はどうだろう。おそらく、画商と三越外商部が、お得意さんにダイレクトメールと訪問販売で売りさばかれたのだろう。

http://blogs.yahoo.co.jp/juriginosato/11065762.html


◇ 【楽天市場】貴方は何故デパートで美術品を買うのですか - 書画肆しみづ
http://item.rakuten.co.jp/sim444009/c/0000000151/


◇ 【楽天市場】店長からのメッセージ(2) - 書画肆しみづ
http://item.rakuten.co.jp/sim444009/c/0000000127/
写真ブローカー福川芳郎氏のブログ(http://gallerist.cocolog-nifty.com/epic/)を思い出すの私だけでしょうか?


◇ 百貨店の外商掲示板(掲示板@お悩み) 百貨店 犯罪 詐欺

実は売り場より利益をあげてるのは外商…

今までは金持ち相手の行商とばかり思っていましたが…どうやら最近は高齢者でそこそこ貯蓄があって若干呆けてる人がターゲットなんですか?

身近に某有名百貨店の外商が頻繁に出入りしてて、毎月フェラーリが買えるくらいの引き落としされてる方がおられます。

ぼちぼち貯蓄も底をついてきてるみたいで…
全員そうだとは思いませんが、実情をしりたいです。

悪徳業者ならまだしも百貨店の名を借りての悪行…
許せません。

http://bbs.onayamifree.com/threadres/1209734/


◇ 2008.10.25 Saturday ARTを買う人 / ワークショップ終了- 写真・映像制作人 水谷充の私的視線

 その方はデパートの上の方の階でよく個展を開く。「デパートに出せるようになって生活が楽になってきた」と過去を振り返り思い出を話してくれた。
【社長室に飾ってあって可笑しくないもの】
【セレブの自宅リビングと親和性の高いもの】
【お祖母様に好まれること】
僕なりの言葉に翻訳してあるけど、概ねこんなことを言っていた。
デパートには外商部ってところがあって、お得意先には自宅に直接ものを届けるってシステムがある。
「奥様、何々先生の新作をお持ちしました、いかがですか?」
『あら、素敵ね。それ、頂くわ』
そのデパート外商部の方は、壁に掛かっている絵を外し、新しく持ってきたものに掛け替える。
「外したものは、いつもの場所でよろしいですか?」
『そうしてちょうだいな。中味が何かわかるように箱に書いておいてね』
「はい、承知いたしました」
まるで、まさこの妄想夢芝居的バーチャル会話になってしまったが、大きく外れていない現実的な話なのだ。

ブリッツインターナショナル代表の福川芳郎氏から発せられる言葉は、非常にリアルで厳しい内容でした。僕はたまたま広告写真畑を中心にずっとやってきている職業写真屋です。好きなものを好きなように撮るって感覚はそもそも希薄で、依頼者の意図や希望を取り込み、高レベルで自分事という錯覚に持って行きつつ写真を作る日常であったと思います。そんなこともあって、福川氏のお話は、違和感なく、むしろ当然のことであろうと聞いていました。
横木安良夫氏に声をかけていただいて、いろいろお手伝いをしながら、、、自分の状況を顧みると、バブル期のような狂乱の日々はもうありえない。やはり歴史の彼方にある夢のような日々。世の常を肌で感じつつ、さて、どうする?なんて自問の日々。
なんとなく、ここから先の写真制作者としての生き方を教えてくれている人って印象で横木さんの背中を見ながらこのところを過ごしています。

http://mmps-inc.jugem.jp/?day=20081025


◇ なぜ客のいない画廊がつぶれないのか - 絵画販売のすべて

繁華街の中で女性がチラシを配り外から見えにくいお店の中へお客をグイグイと引き込んでシルクスクリーンなどを販売している画廊のことはひとまず置いといて、一般の画廊は街中にありながらもほとんど客らしき客はいません。


誰も来ないお店の中、外から見ると店員はとてもひまそうにしています。絵は掛かっていますが、それを見ている客は見当たりません。こんなにお客が来なくて大丈夫なのか、こんなところを借りていたらけっこう家賃も高いだろうに、と見ているほうが心配になります。しかし、どうやらそれは余計な心配だったようです。
なぜ客のいない画廊がつぶれないのか、それは一見ちょっとしたミステリーです。けれども、そのカラクリはけっこう単純だったりします。


要するに、外商で売っているのです。デパートなどでも外商部というものがあり、高額商品などはお客様の自宅まで足を運んで売ります。絵画の場合も同様で、お客様のところに訪問しておススメの絵画を直接販売しているのです。
絵画の場合、特に売上のほとんどを外商が占めている場合が多いです。画商を始めたばかりのときは無店舗で販売し、外商でたくさんの実績が出てくると店舗を持つようになる、というケースが多いようです。

http://tab.tvst.biz/112_1.html


◇ 画廊が絵画商法に手をそめるとき - 絵画販売のすべて
http://tab.tvst.biz/122_1.html


近鉄阿倍野店「山下清」美術品詐欺まがい事件 - 誇大妄想ひとりごと

2008年8月19日 大阪「朝日放送」「ムーブ!」にて放送分
   (たぶん 削除されるでしょうけど・・・・)
近鉄阿倍野店「山下清」美術品詐欺まがい事件 ↓
山下清の絵画を巡る騒動(1/2)
山下清の絵画を巡る騒動(2/2)

20万円弱で販売されてたそうだが、ネットで同じ物を見たら5万円前後が相場だった


HPで謝罪する訳でもなく↓
近鉄百貨店HP
 ↑
購入者にリトグラフではなくシルクだった
 説明不足を詫び返品を受ける告知をすべきではなかろうか

http://blog.goo.ne.jp/rock-shokudou/e/d778c9f0217943abe3538e6248b3c328


◇ ART BOX international 出版のご案内 ARTBOX MOOKシリーズ

ARTBOX MOOK SERIES:ARTBOX vol.1

公募団体展注目作品一挙公開 美術公募団体展のいま

日本最大の美術団体展である日展から院展、二紀、独立、新制作、行動など美術公募28団体の注目作品を一挙公開!

日展 院展 新制作展 独立展 白士会展 二紀展 東京展 主体展 行動展 創画展 一水会展 一陽展 自由美術展新協美術展 現代童画展 一期展 中美展 JAG展 群炎展 新美展 太陽美術展 日本新水墨画展 大洋展 白亜展 現創展 日象展 土日会展


国立新美術館東京都美術館では1年中、毎日のように公募団体展が開かれており、その数およそ300あまり。現在の日本の画壇の趨勢は、団体展を抜きにしては語れません。このMOOKの特集が、美大生や一般の方々に、それぞれの団体展を理解する一助となり、応募者やファン増加につながることを期待しています。

http://www.artbox-int.co.jp/publish/mook/mook_artbox_01.html
   ※過去の「ア ー ト ボ ッ ク ス イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル (ARTBOX International)」関連
   http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%a5%a2%a1%bc%a5%c8%a5%dc%a5%c3%a5%af%a5%b9


◇ 消えた名画の行方 -Kenの美術館別館

[参考文献]

  • 糸井恵著「消えた名画を探して」、時事通信社、2001
  • Time, 2002.2.18号、p.18-19
  • 雑誌「Brutus」(日本にもこんなに名画があったのか!),1997.7.15号
  • エドワード・ドルニック著;河野純治訳 「ムンクを追え!」 光文社、2006
  • NHK教育知るを楽しむ 歴史に好奇心 −日本 コレクション奇譚(きたん)−<全4回> 第1回「それは“ひまわり”から始まった」、放送日:2008/5/8 (ゲスト:瀬木慎一

http://homepage2.nifty.com/kenkitagawa/sub01-vanish.html


◇ バブル、絵画、マネーロンダリング - バブルの時代、バブル経済
http://www.officej1.com/bubble/tooki-7.htm