Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

針生一郎さん逝去

針生一郎逝去(1925-2010) - ART iT アートイット

文芸評論家、美術批評家の針生一郎が5月26日、川崎市で急性心不全のため逝去した(享年84歳)。50〜60年代を中心に前衛芸術評論を展開し、東野芳明中原佑介と並び戦後美術批評の御三家と称された。1925年仙台に生まれ、48年、東北大学文学部卒業。54年、東京大学大学院美学科卒業。東北大学卒業後、美術批評を始め、花田清輝岡本太郎を中心とする前衛芸術の研究会「夜の会」に参加。また、ヴェネツィアビエンナーレ(68年)、サンパウロビエンナーレ(77, 79年)のコミッショナーも務めた。近年ではドキュメンタリー映画『日本心中』(2005年)へ出演し、話題となった。著書に『芸術の前衛』『戦後美術盛衰史』、訳書にベンヤミンシュルレアリスム』などがある。多摩美術大学和光大学岡山県立大学大学院の教授職及び美術評論家連盟会長を歴任した。

http://www.art-it.asia/u/admin_news/HLm3s92Wq4ECvBwtuDGd
ご冥福をお祈りします。

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針生一郎氏死去 前美術評論家連盟会長 - 47NEWS(よんななニュース)

 針生 一郎氏(はりう・いちろう=前美術評論家連盟会長)26日午後0時2分、急性心不全のため川崎市宮前区の病院で死去、84歳。仙台市出身。葬儀・告別式は6月1日午前10時半から川崎市多摩区南生田8の1の1、春秋苑で。喪主は長男徹(とおる)氏。

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052601001051.html


◇ 戦後美術の代表的論客、針生一郎氏が死去 - YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100526-OYT1T01055.htm


美術評論家針生一郎さん死去 前衛芸術批評 - おくやみ・訃報 - asahi.com朝日新聞社
http://www.asahi.com/obituaries/update/0526/TKY201005260429.html

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針生一郎インタヴュー1 - 日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ

針生一郎インタヴュー 2009年2月28日
針生一郎自宅にて
インタヴュアー:建畠晢、加治屋健司
書き起こし:坂上しのぶ

http://www.oralarthistory.org/archives/haryu_ichiro/interview_01.php


◇ 2002年9月後半つれづれ日録 - ★北海道美術ネット

 筆者が、「こいつは劃期的だ」とおもったのは、このふたりの組み合わせです。
 戦後日本の美術のあゆみに真正面からとりくんだ書物というのは、意外なことに、これまで3冊しか出版されていません。
 針生一郎「戦後美術盛衰史」(東京書籍)
 千葉成夫「現代美術逸脱史」(晶文社
 椹木野衣「日本・現代・美術」(新潮社)
です。
 この3冊の著者のうち、2冊の著者がそろうわけですから、これはめったにない機会というわけです。
 椹木さんは、1962年生まれ。「シミュレーショニズム」(現在はちくま学芸文庫)で、美術評論の世界に登場したときの斬新な印象はわすれられません。
 対する針生さんは1925年生まれ。日本美術評論家連盟会長をつとめ、戦後の美術、文学について発言してきた大ベテランであります。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~artnorth/sub200209a.htm#talkbattle
http://www5b.biglobe.ne.jp/~artnorth/sub200209a.htm#talk23

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>>>椹木野衣氏と針生一郎氏の対話 前編 2001年11月27日
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060930#p6
映画『日本心中』からのワンシーン。
しかし、動画は消去されてしまったようです。


>>>『美術批評と戦後美術』(編纂:美術評論家連盟 発行:ブリュッケ)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20071122#p2


※過去の針生一郎さん関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%BF%CB%C0%B8%B0%EC%CF%BA