◇ ウチそと研通信７１ −写真集「日々」のことなど−（飯田鉄） - 写真の内側・外側研究会
写真集「日々」が刊行されたのは1971年のことであった。牛腸茂雄さんと関口正夫さんの二人の写真が集められた、いまでは有名になっている写真集である。写真集では関口さん、牛腸さんの順序で編集され、冒頭には大辻清司氏のテキストが付されている。このそれほど大部ではない清潔な写真集は、いま見返してもいろいろな思いがふつふつと沸き起こってくる。写真集発行当時、カメラ雑誌「カメラ毎日」の短信欄では浅井慎平氏と宝田久人氏らの写真集と並べて新しい自費出版写真集の高まりという局面で紹介がなされていた。
＊お知らせです。
ウチそと研恒例の課外講座「異色の写真家列伝」第3回がまた厳寒の2月13日（日）に開かれます。講師はお馴染みの大日方欣一さんで、今回のテーマは「牛腸茂雄の写真・再考」となっています。牛腸茂雄を中心に立体的に写真の世界が展開されることと思います。ご期待ください。今回の私の文はその露払いのつもりです。くわしくは次回のアップ、またはルーニィ・247フォトギャラリーのホームページをご覧いただければと思います。では本年もよろしくお願いいたします。
http://d.hatena.ne.jp/uchi-soto/20110107/1294371378
◇ ウチそと研通信７０ −シラバスを考えた−（大日方欣一） - 写真の内側・外側研究会
時の流れが早瀬になったかのよう、12月に入るといつもそう感じてしまう。来年も数コマ、幾つかの学校で授業を担当する予定があり、そろそろ、その内容の目次立てを考えて提出しなければならない時期になった。「写真史」を語ることになっている一つのコマでは、来年は各回、いろいろな意味あいで注目すべき史上の一作品をとりあげ、その写真をめぐりああだこうだと考えていく、というスタイルを採用してみようと思う。前期後期15回ずつのプログラム、こんな具合でどうだろう。
http://d.hatena.ne.jp/uchi-soto/20101214/1292264289
※過去の写真集『日々』関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%B5%ED%C4%B2%CC%D0%CD%BA%20%B4%D8%B8%FD%C0%B5%C9%D7%20%C6%FC%A1%B9
