Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

吉村朗 - ハイカロリー

http://d.hatena.ne.jp/blepharisma/20120606/p1   *1
先週末6月2日(土)に吉村朗さんが逝去されました。
享年52歳。心からご冥福をお祈りいたします。


>>>吉村朗さんの「SPIN」ほか

◇ 吉村朗 / Spin : Mole Unit n.9 - 写真集 美術書 アートブック 古本買取 書肆小笠原

Spin : Mole Unit n.9 / Mole, 1999 / soft / A / \ Sold
Moleから発行された冊子形式の作品集のひとつ。たった26点の写真ながらも強烈な個性を放つ吉村朗(よしむら・あきら)の作品 『SPIN』 を収録。様々な解釈の余地を残すと同時に、観者のサブリミナルな部位に直にイメージを刻みつけてくるかのような作品。付随する北折智子のテキストが、この写真群に対する困惑感をうまく顕している。状態良好。

http://www.book-oga.com/wimages/mole9.html
改めて見直しましたが、やはり異様な感触を残す写真集です。
ディファレンシャル・フォーカシングという観点から考えれば、
煙突をめぐるシークエンスは、鈴木理策さんの『サント・ヴィクトワール山』の裏版と言えなくもないように思います。


◇ 吉村朗『SPIN モールユニットNo9』 - Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4938628414
アマゾンで手に入るようです。在庫残り1点。


◇ 写真展評 3(『日本カメラ』1996年3月号、日本カメラ社刊) - office trap [ja]: text archive

 吉村朗は、韓国、朝鮮、中国を訪ね、モノクロームのスナップショットを撮り続けている。キャプションから、彼が意識的に日本の侵略戦争の跡を辿っているのを知ることができる。現在の東京で撮影された写真も数枚並置されているが、それもつねに戦争の記憶が深く染みついた場所が選ばれている。彼の手法とその作品は、ロバート・フランクを先駆とする、物語から解き放たれた現代写真の記憶をよく継承するものであるが、今度はそれを土地や民族といった集合的記憶へと送りかえす回路を強引に保持することによって、モダニズムの表現そのものを反省的に捉え直す契機を見出しているのではないだろうか。彼自身の80年代の軽妙なスナップと、跛行的ですらある現在の写真との隔たりがその困難を示している。

http://offtrap.client.jp/j/textarchive/serial/nc_er9603-j.html


◇ 吉村朗 写真展「U-SE-MO-NO」 - フォトパラダイス

敗戦後まもなく自死した大叔母の古いポートレイトをデジタル修正したプリントと、 北朝鮮による監視船銃撃事件の弾痕を取材撮影しアブストラクトに仕上げたプリント、 メタフィクショナルなテキストを並置して展示。生と世の不条理をみつめる。

http://www.infaspub.co.jp/studio235/photographers-ika.html


◇ 現代写真の動向 2001年11月3日 - 12月24日 川崎市民ミュージアム - gadenExhibition info

1960年代から70年代生まれの方が7人(吉田公子・朝岡あかね・斎木克裕・前沢知子・今義典・西本浩介)敬称略、1946年生まれの折元立身さん。1956年生まれの吉村朗さんの9人の写 真の展覧です。

http://www.gaden.jp/info/2001/011124/1124.htm


◇ インターネットミュージアム:MトピMONTHLY2000年2月 関東

◎「現代写真の母型1999-5展 鈴木理策/吉村朗」
2000年1月25日〜3月12日
開催館:川崎市市民ミュージアム
神奈川県川崎市中原区等々力1−2等々力緑地
044-754-4500

鈴木理策は「瀧を見に行く」、吉村朗は「新物語」、ともに新作を発表。
時間と場所という写真の伝統的な問題が今どのような展開を見せようとし
ているのかに注目【ニュースレター】

http://www.museum.or.jp/IM/report/museum_topics/monthly/m-2-200001.html


>>>Faces of the Fallen | washingtonpost.com

ティム・オブライエン ・ユニットとユニティ
・顔との距離 ・ケン・オハラの『ONE』
・末端・頂点・極 ・藤田嗣治の「アッツ島玉砕」
ピーテル・ブリューゲルとヒエロニムス・ボス
・吉村朗さんの映像作品 ・アーリントンと靖国

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20081003#p7


>>>Tokyo Summerland wave pool manages to fit in some water - Trends in Japan
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20070818#p7

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20090615#p4


※過去の吉村朗さん関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%B5%C8%C2%BC%CF%AF

*1:山方伸さん(http://j.mp/ydYkbC )のはてなダイアリーより