―― 森村泰昌さんとダムタイプは、80年代のほぼ同時期に京都で活発な活動を開始しており、また、両者とも変身、つまり他なるものになることといった主題と密接に関連する作品を制作してきました。しかし、これまで両者の関係について論じられることはどちらかというと少なかったように思います。今回は、VOICE GALLERYを運営し、長い間京都のアート・シーンを見つめ続けてこられた松尾恵さんと、京都市立芸術大学で教壇に立っていたY・アーネスト・サトウを父に持つ佐藤守弘さんに、森村泰昌やダムタイプを輩出した80年代京都文化について語っていただきたいと思います。