2012-08-28 再々録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20051221#p5) ■「ぞうさん」の詩人(まど・みちお) ランタナの籬(かき) ランタナの籬に 沿うてゆけば ランタナは 目の高さ、 きらきらと 朝露も 目の高さ。 ランタナの中の 庭は静か、 いつも ゆうかり 裏返しの葉 つけて、 やせっぽちで 立っている。 ランタナの籬に 沿うて帰れば どの葉も どの葉も 西陽、 葉の中のすじも 西陽。 『まど・みちお全詩集』(理論社)より http://www.amazon.co.jp/dp/4652042310