Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

資料 2017-10-03

◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年08月29日 - Twilog

トーマス・ルフの日本の美術館での初個展の内覧会が開催されましたが(一般公開は明日から)、早くもカタログの論考(エッセー)の記述にかなり微妙な箇所があるとの情報をキャッチ。果たしてどうなんでしょうか。日本の新聞社主導の展覧会の難しさもあるのかもしれませんが。そうした空気を読んだので

http://twilog.org/n291/date-160829/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年08月30日 - Twilog

あれば、残念というほかありませんが、空気を読んでなくて、そういう記述なってしまったのだとしても、それはそれで重大な問題かもしれず。ファイン・アートにおいても、かなり深刻な日本病の宿痾の発露が、ある頻度で繰り返されてしまう毎度ながらの事態に、まあそうですよねと諦めまじりの嘆息。

誤:日本病の宿痾の発露が

訂正案1:日本病の発露が

訂正案2:日本の宿痾の発露が

訂正案3:日本的宿痾の発露が

http://twilog.org/n291/date-160829/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月03日 - Twilog

現時点では展示もカタログも未見。とりあえず、次を。トーマス・ルフ Thomas Ruff 自身がインテリア Interieurs の制作背景について語っています(※英語吹き替え版)。https://youtu.be/IR4YSlSLdCE?t=1m11s https://pic.twitter.com/os4wctILgm

ウォーカー・エヴァンス Walker Evans の場合(ワークショップではルフのインテリアについて話すときには必ずエヴァンスにも言及します)。アラバマの小作農家の記録と演出について。http://morris.blogs.nytimes.com/2009/11/09/thought-experiment-no-1-and-more-inappropriate-alarm-clocks/ https://pic.twitter.com/PgJyKNIWUJ

http://twilog.org/n291/date-160903/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月05日 - Twilog

茄子の浅漬け。Thomas Ruff「jpeg de01」関連のスタディ。このまま手が止まっている状態。ちょっとした考えがあるとはいえ、JPEGシリーズは2008年にパリ市立近代美術館で見たきりなので、マトを外している可能性あり。 https://pic.twitter.com/WuPCLV1gQo

http://twilog.org/n291/date-160905/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月09日 - Twilog

日中はトーマス・ルフ展を東近美で鑑賞。夜の #291WS 第18期・第8回では、参加者の方の新作もなかったこともあって、ルフ展のカタログをめくりながら2時間半ほど解説(私の知り得ていること、考えていることの70%ほど)。やはり、andere Porträtsあたりまでの作品展開は

内容、形式、各シリーズの連関、いずれにおいても偉業というほかありません。近年の作品は評価が別れるところなのかもしれませんが(cassini+zyclesが本展ではあまり機能していなかったような)、ある時期以降のジョン・バルダッサリの展開だと考えれば、それはそれでよいのかもしれず。

トーマス・ルフ展@東近美は、あのオレンジ色の照明をすべて本展用にすべて差し替えていることを期待していましたが、それは高望みだったようです(ゆえにルフにとっては不利な照明)。あと、キャプションの読点が「,」で理系を意識しているのかと思いきや、句点が「。」で謎でした。作品以外の要素が

壁面から浮き上がらないように徹底された展示設計は◎(というか、コレクション展も含めて、リニューアル後の西澤徹夫さんの設計?)。細かい展示作品の構成内容に立ち入ることは、とりあえず控えますが、日本でこの規模の個展が開催できたのは(中盤のjpeg、I.m.v.d.r.、nudes等は

点数が少なめですが)、とても良いことだったのではないでしょうか。ただ、内覧会に参加した方に伺った、キャプション等に書かれていることの正確さについては、やはりどうなんだろうと思う箇所も。また、作品の政治性がオミットされているのもどうなんでしょう。図録の2つの文書は読めてませんが。

現時点では展示もカタログも未見。とりあえず、次を。トーマス・ルフ Thomas Ruff 自身がインテリア Interieurs の制作背景について語っています(※英語吹き替え版)。https://youtu.be/IR4YSlSLdCE?t=1m11s https://pic.twitter.com/os4wctILgm

ウォーカー・エヴァンス Walker Evans の場合(ワークショップではルフのインテリアについて話すときには必ずエヴァンスにも言及します)。アラバマの小作農家の記録と演出について。http://morris.blogs.nytimes.com/2009/11/09/thought-experiment-no-1-and-more-inappropriate-alarm-clocks/ https://pic.twitter.com/PgJyKNIWUJ

先日のツイート(トーマス・ルフ展を見る前)を再投しましたが、TATEのサイト(2003年のリバプール)も、“with no additional lighting or staging”http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-liverpool/exhibition/thomas-ruff/thomas-ruff-interiors… と、間違っているので(どこまでを演出とみなすか

どうか問題はあるにせよ、ルフもエヴァンスもまあ演出といってよいでしょう)、ある程度、資料を渉猟してない場合、仕方がない面もあるのかもしれません。昨晩話したことではありますが。では、その演出によるdetachmentによって、ルフは何をやろうとしているのか?という話になってきます。

291 workshop
https://pic.twitter.com/tFZDiOgX0S

http://twilog.org/n291/date-160909/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月15日 - Twilog

@tezzo_n 西澤さんの設計ではなかったのですね。失礼いたしました。ただ、トーマス・ルフ展は、所蔵品ギャラリーのリニューアル以降のコンセプトに沿った方向性のデザインであるように、個人的には感じました。それはさておき、今後も西澤さんが手がける展示空間に注目したいと思います。

http://twilog.org/n291/date-160915/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月17日 - Twilog

タイムラインに流れてきたので読みましたが、美術手帖のサイトのこのインタビューには、取材された方の取り違えか事実誤認があるように思います。トーマス・ルフのNYのギャラリーが、303からツヴィルナーになったのは確か2000年です。 https://twitter.com/bitecho_/status/773823265521491968

この段落にたくさんミスが含まれています。“ルフは2010年よりデイヴィッド・ツヴィルナーに所属。翌年2011年に発表した、ポルノサイトから援用した画像を加工した「ヌード」シリーズによって脚光を浴び、にわかに世界的な認知度が高……” https://twitter.com/bitecho_/status/773823265521491968

http://twilog.org/n291/date-160917/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2016年09月25日 - Twilog

デマンド展、グルスキー展、これからの写真 https://twitter.com/n291/status/579472920646307840…、そしてルフ展でも……ということで、読解可能性問題ではありますが、アマチュアやホビー、あるいはサブカル系ではなく、本当の意味での作家を目指すのなら展示はつぶさに観察して、自分なりにでよいので、

読み解く訓練は必要でしょう。https://mobile.twitter.com/n291/status/773917726909698050 たとえば、Thomas Ruff クラスの作家になんとなくはあり得ません。ここ最近のWSや個人講座での話題とも関連しますが(インテリア、ポートレート、ハウスとその関連付けについては比較的容易なはず)。 https://pic.twitter.com/TXGUPgo9Lk

Thomas Ruff: Haus Nr 3 (1988) とAndreas Gursky: Montparnasse (1993) を比較して考えることももちろん可能。「住むための機械」(ル・コルビュジエ)の窓に着目。戦後の核家族化、単独世帯化について考えてもよいでしょう。 https://pic.twitter.com/50RXsZf1CG

国立東京近代美術館で現在展示されている Thomas Ruff: Haus Nr. 3 (1988) は、なぜかスポッティング(http://thin-film.jp/droom3-5.html )もデジタル的なレタッチもなされていません。Haus Nr. 1 (1987) ですでにデジタル加工を使用 https://pic.twitter.com/cIhB1AQHnx

しているのに。実際の作品のHaus Nr. 3 (1988) には、謎の縮毛あるいはネガ上の傷かペンか何かの跡が残っています。カタログ掲載のHaus Nr. 3には、そうした跡が見当たりません。※ネット上では、こちらのほうが実際のプリントの色味に近いです。右端の時計塔もポイント。 https://pic.twitter.com/MfiyfOFVL8

[誤字を訂正して再度]Andreas Gurskyが合成を始めたのは、1992年の「Charles de Gaulle」。知られているように、ベッヒャーシューレで先に合成を使い始めたのはThomas Ruffで、1987年の「Haus Nr.1」です。みんなに共有してほしいので https://twitter.com/n291/status/315373393383915520

TR_Ruffinterieur05a/eco022737/IKS2011 (2016, dimensions variable) http://j.mp/TR_RuffecoIKS ※予備知識が必要ですが、東近美もコレクションしている作品は“セルフポートレート”でもあります。 https://pic.twitter.com/y1QVa4O2uY

http://twilog.org/n291/date-160925/allasc


◇ Nobuhiro Fukui(@n291)/2017年03月22日 - Twilog

[#291WS 参考]トーマス・ルフ展関連 https://www.facebook.com/291ws/posts/1012442895550435 ※個人講座やワークショップでは2時間以上解説に時間を割くこともありますが、とりあえず基本的な情報として。

http://twilog.org/n291/date-170322/allasc


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◇ Nobuhiro Fukuiさんのツイート: "【資料 2014-03-09】http://t.co/zkkI3PUYEZ  ※2013年9月11日にアンドレアス・グルスキー展@国立新美術館を見るまでの関連ツイートまとめ。※※展示を見た2013年9月11日の夜に試してみたもの。http://t.co/GfxdhaNaJn"
https://twitter.com/n291/status/442683842894123008


◇ Nobuhiro Fukuiさんのツイート: "【資料 2014-03-10】http://t.co/tBXGBbjn4S ※2013年9月11日にアンドレアス・グルスキー展@国立新美術館を見て以降の関連ツイートまとめ。"
https://twitter.com/n291/status/442692007618560000