Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20071113#p8)

田中純さん vs 巨大掲示板住人(その後)
◇ 牛歩 - News (Before- & Afterimages)

原稿を書いているとつい気分が高揚して、要らぬ発言を本来無用な場所に書き込んでしまう。
まあ、予想していたこととは言え、愚かだったと自分でも思う反応。
匿名性が集団化すると、その集団を逆に代表するかのような人格になるから恐ろしい。
中途半端な情報が行き交っている空間が自己充足しているのならば、それでいいのだろう。
とはいえ、デマゴギーが一人歩きすることもあるから馬鹿にはできないのだが。

ただし、「無礼」で「失礼」な輩に対しては、実名で罵倒することだって当然ある。
「臆病な匿名者」ほど、唾棄すべき存在はないからだ。
無視することがつねに正しいとは思わない。

http://news.before-and-afterimages.jp/C1884801429/E20071112102357/index.html
「臆病な匿名者」には、やはり実名で対応することが効果的なのかもしれません。
言うべきことは、きっちりと言っておくこと。
そういえば、レントゲンの池内さんの↓件もありました。※ガミさんの日記(mixi)経由
http://cheese.2ch.net/gallery/kako/1002/10023/1002356539.html


【参考】
Amazonの「カスタマー」レビューをめぐって

ほとんど他人事ながら、「文句があるなら、どこがどう気にくわないのかちゃんと述べたうえで、実名で正面からかかってこい」、という気分にさせる(Anonymous Cowardとはよく言ったものだ)。

こんなものを相手にする義理もないのだが、つねづね問題だと思うのは、こうした言説を横行させているシステムである。

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20071007#p2

鎌田哲哉(2005年12月のメモより)

我々は、参加主体が徹底して機会均等的=地方分権的でありながら、出資はもちろん企画や発言の責任をも自らが実名で負う小出版組織の確立を通じて、新聞文芸誌その他の社畜の暴力とインターネットの匿名の暴力を一挙に同時に駆除しようとする。

公開的な記録と多事争論、とりわけWEB上で頻出する恣意的とんずら=リセットを許容しない活字出版の自由こそ、社会の同質化圧力に対する最も強力な批評原理であることを改めて証明するだろう。

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060122#p10